市民しんぶん 山科区版 もっと知りたい!山科の大学 第5回
2010年 11月 29日
もっと知りたい!山科の大学 第5回
京都橘大学「新しい紙芝居を山科で創ったりもする文化政策研究センター」
京都橘大学文化政策研究センターでは、山科区内の文化資源を発掘しいまに生かしたりすることを、地元の人たちやNPO、アーティストなどと一緒にしようとして活動をやってきました。その活動の一つとして、本学の都市環境デザイン学科の学生や教員が中心となって2006年から開始した「めくるめく紙芝居」プロジェクトがあります。この活動は、次の3つの特徴を持っています。
一つ目は、懐かしい紙芝居メディアを使いながら、文化、とりわけ、絵画や音楽、それにお芝居やダンスまでを一緒に楽しみ創出できる先端的なアーツ活動だということです。
二つ目は、障碍(しょうがい)のある山科の人たちとその支援者さんと一緒になって、学生も同じく山科の潜在的住人として参加している、地域密着の活動だということです。
三つ目としては、「アーツと障碍と地域」といういままで結びつかなかった分野(文化政策、福祉政策、地域政策=まちづくり)を併せ持つ、実践的な研究活動でもあるのです。
この活動を続けてこられたのは、多くのみなさんのご理解とご協力があったからでした。東御坊山科別院さんには本堂を公演場所にお貸しいただき、いまも続くワークショップは山科青少年活動センターを使用させていただいています。ぜひ、障碍のある人もない人も一緒に楽しめるこの「めくるめく紙芝居」をみかけたら気楽にご参加ください。お待ちしています。
(ブログ http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/436)
京都橘大学現代ビジネス学部 小暮宣雄 執筆 579字プラスサイト