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マキノノゾミ『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』&ロバート・スティーヴンソン『ジェーン・エア』

12/30(木)
大正末期(1923~25)の山科を舞台とした戯曲のイメージを考えるときの参考になるか、と思い、マキノノゾミ『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』(而立書房、1994)を読む直す。うまいなあ、啄木と白秋、春夫、あんまり知らない平野万里。そこに革命家たち(大杉栄、菅野須賀子)、女性解放家(平塚明子)などが絡む。ちょうど、明治末期だ。

山科の郷士の研究書を大学の図書館でも見つけよう。とりあえず、四手井綱英に大野木秀次郎をチェックしておく。洛東迎賓館にも一度いっておく必要あり。

夜は、オーソン・ウェルズの3つめ。オセロみたいな顔だなあと思ったりする。
ロバート・スティーヴンソン監督『ジェーン・エア』(1944年、96分)。子役のエリザベス・テーラーがすぐに目に付く。ジョーン・フォンティンが原作(ブロンデ)とは違いかなりチャーミングなり。ホラーぽいお屋敷、閉じ込められた孤児院の学校の拷問的規律主義。
福祉政策がない19世紀前半のイギリス。孤児教育もそうだが、精神障害者への扱いもこのようだったのだろう。座敷牢だよねえと妻がいう。学校医や住み込みのお手伝いさんが世間とのキー。
by kogure613 | 2010-12-30 23:53 | Trackback | Comments(0)

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