美術作品としての裏ぐるみをすこし検索
2011年 06月 15日
Ⅰ限目、アーツマネジメント論。蚊か蜂に日曜日、耳の後ろや頭に刺されていたみたいで、それがふくらんでずきずきする(一瞬、脳腫瘍でも出来たのかと思ったが違うようだ・・)。
いままでの総復習のために、簡単な確認テスト質問を早く教室に入って、黒板に即興的につくり書く(終わってから、来週配る用紙を作った:例示をして、より解答しやすくしたつもり)。
立川志の輔(地元富山市に寄席を数年前に開設したということをうちのゼミ生がコメントしていた)の創作落語『歓喜の歌2007』を見せる。54分。ちゃんと半分以上は見ていたが、後ろに座ってみていると途中入場の学生がけっこういる。だから、コメントに頓珍漢なことを書くのだなあ・・・
一人だけ、映画からではなく、原作である落語を見てから映画をみたら、より面白かったと書いた優秀な学生がいたが、大半は、ストーリーが分かったので、退屈していつも途中までで投げ出す落語(テレビ視聴のこと)を、はじめて最後まで見ることが出来た!という感想が大半。
これは、一昨年まで、オリジナルの落語を見てから、それを脚色した映画を見せて、どう膨らませたか、とかの違いを聞いてきたが、まず落語を視聴できない学生が増えてきて、去年から逆転させているのである。これからたぶん落語など一生見ないから貴重な体験をしたとか書いている他学科の学生もいて、まあ、そうだろうが、ちょっと寂しい気持ちにはなる。
裏ぐるみ(汚れて誰も見向きしなくなった縫いぐるみを裏返し、綿をつめなおして縫う。すこし手を加えたり、省略したりすることも・・・)がずいぶん出来た。
裏ぐるみって、藤浩志さんが、それを現代美術とかでやっている人がいるということだったので、すこし検索してみると、
オランダ人のウィリアム・ウィルソンという人が2003年あたりに「ヴィンテージ・キャラクター」というタイトルで作品化し、そのワークショップもやっているものがあった。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/eco_masuda/080425_doll/
あと、アメリカでも、ケント・ロゴスキーという人もいるな。
http://www.kentrogowski.com/bears.html
<追記>
日本では,台湾出身のスウ・ソフンというアーティストが以前からやっているとのこと。
藤さんから、教えてもらったとき、台湾〜と聞いていて、漸くつながる。