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MONOの『衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く』DVD教材として活用

7/19(木)
7/25の近大アートマネジメント論15回目が行けないので、7/14に14回目を補講でしたため、今日が15回目となる。7/26に最終レポートをもらってあとは採点してサイトにアップするのみ。
レポートを教室でもらう1時間が16コマということにしているところが京都橘大学とは違うところ。
これって、教員はめんどくさいように一見思われるが、レポートが五月雨に出てきてその管理が面倒ということがあるので、まあ、ひとつのやり方なのかも知れない。大規模校らしい。

近大に入るとキンスポという校内新聞が配られる。想田和弘さんが東大新聞の編集長をしていて燃え尽き症候群になったという話を知った直後なのでありがたくいただく。
はじめにミニテスト(よくできていたが、映画館と美術館を映画観、美術観と書いた答案に出会ってしばしぼんやりしてしまった・・・なにせ真面目な女性学生であり、凝った言葉遊びをいままでしてきた受講生でもなかったので・・)。

そのあと、今年初めて使うMONOの『衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く』(作・演出:土田英生、2005年、アートコンプレックス1928)、63分なので、非常に授業には使いやすい映像資料である。が、その終わり方の哀しさがどう伝わるか心配であった。でも、杞憂なり。1名を覗いてとてもグッドインプレッション。『橋を渡ったら泣け』(2002年)との続き具合も抜群だったようだ(自画自賛w)。

2012年度文芸学部芸術学科造形芸術専攻4回生展が、非常勤控え室のある2階や、KUDOSというメディアセンターで行われていた。ガラスが涼しそうで目を引いた。

週刊文春を買っておく。松下奈緒さんという人を知らなかったので、検索(橋下徹さんが付き合っていたという新地のホステスさんが彼女に似ているということ)。

以下、朝にSNSで僕が呟いた断片のいくつか。

★ 原子力発電所の廃炉への道とともに、国内米軍基地の縮小・消滅への道もまた、みんなで追求し、時間がかかっても子供へと継承してもらう平和への道です。いやあ、文化政策もそのためにある、いやそのためだけにあるといってもいいのかも知れない。もちろん、芸術を手段にするのではないが、芸術を通って道ができる、その道にある目標の一つとしての平和、国家暴力装置の消滅・・・

もともと、漢字の「文化」の起源が、武力=武器でない「文」の力による統治(未開人の啓蒙・支配)ということを思い出しつつ、呟いたものです。


★ 僕が薄々気づいていたはずなのに見落としていたマスコミを動かす電通など広告代理店の存在に気づいたのは、ふるさと創生の担当補佐のときでした。1990年代初頭。やあ、地域からの発信という言葉がこのころ電通などを通してマスコミが地方の有名人志向を煽り、自分たちも情報発信できるという錯覚をお金で買っていたわけで、まずいなあ、3300億円を数年ばらまきながら思ったものです。

‎3300億円とは、当時、自治体が3300あったので、そういっていますが、実際には、普通交付税の算定基準の基準財政需要額に1億円を団体の規模に拘らずオンしていたわけです。で、交付税の不交付団体もあったので、もうすこし少なく、また、数年後、人口比で差をつけつつ継続したのですが、これもあんまり知られていないことです。でも、この3300億円のソフト経費よりも、地域づくり特別債のような元利の返還費用の半分近くを需用費補正にオンするほうが無駄遣いの箱物行政を促進したことも申し添えなければなりません。

5年前のブログに下手な戯れ歌書いたのを思い出す < http://kogure.exblog.jp/5623310/


★ 指定管理者制度もそうなんですが、官公庁の企業委託、民営化というのは、責任の所在をうやむやにして、なんか安上がりとか、おしゃれ!とかでごまかしているようにしか見えないのです。公務員は民間ではできないことをする重要なスタッフであるべきだしそういう気概でやってきた人が多かったと思うのですが、もし、完全に民間がするのならば、責任もまたきちんと民間が果たすようになるべきで、イベントの丸投げ、公聴広報の広告会社依存、電波の許可とか中途半魔なあり方がもっともまずいのではないかと思っています。
http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1206/120615d/120615d.htm


★ 内田樹さん×想田和弘さん×小暮宣雄 3人による「究極の文化論」 8月8日(水)18:30から大阪市立住まいの情報センター 協力券1500円。
ぼくは、雇われコーディネーターというか司会>に関して、
こんな内容のメールをある劇作家(政治とプロレスを劇化するかなりエッジの鋭いお方:っていえば分かる人はすぐに判るかもw)に返しました(予約方法を尋ねられて、あと、想田和弘さんとの連絡方法も聞かれて)
・・・・・・・・・
すみません。予約方法とかまったく知らないもので。また、きちんと主催者さんから情報が来ると思います。なんとなく先着順で入ってもらって、けっこう300名ぐらい入るので、大丈夫じゃないかな?でも、お二人は人気者だから、ちゃんとしなくちゃいけないのかな?と他人事のように・・ごめんなさい、でも、まあ、僕も松井寛子さん経由、平松邦夫さんからのメッセージによってコーディネーターw?ということになっただけで、それ以上情報がいまのところないんです。

想田和弘さんとも内田樹さんとも平松邦夫さんともこっちはなんとなくしっていますが、向こうは僕を知らないはずww

まだ、どこにも載っていないようです。なんか、企画中に内田さんがツイートして、慌てて平松さんがそれをうけて出されて・・という段階のようです。http://hiwihhi.com/hiramatsu_osaka/status/222527169782493184
すみません、当事者のようで当事者ではないようで・・でも想田和弘さんの映画を見たり、本を読んだり、僕は楽しんでいます!! 

★ いまマスコミとか代理店とかの関係やインターネットの拡散とか巧みな話題作りなどで営利企業の力で流行っているとかそういうものは、99.99%程度はすぐに古くなってなくなるので(残るものもあるんでしょうが)、古いけどいまも残っているものの核心を探りつつ、その核心と根底で響きあって(無意識でもいいが)創作している人(営利的な芸術営には馴染まない世界の人)に注目すればいいのだろうと思っています。
by kogure613 | 2012-07-19 18:16 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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