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「おばあちゃんに教わる縫いもの作り」は是非是非(しかし「是非」って変な言葉ねえ)

「おばあちゃんに教わる縫いもの作り」は是非是非(しかし「是非」って変な言葉ねえ)_a0034066_7315255.jpg断酒暦49日。ちょっと、トヨタのダンスビデオがすすむ。それでもまだ76本目だ(161本。平均20分として50時間!)。一つずつ簡単なメモをとる。これは、実にいい勉強である。関西の人でも知らない人がいるし、また、知っている人の前のバージョンを見るとちょっと不燃焼気味でこの人を推薦したいと思ったとして、どう回りを説得できるだろう?とか思いながら観ている。

さるところで、研究室でぼくがエッチビデオを見ていると学生が勘違いしたという作り話をさる人にしたら信じられてしまって、おかしい。なるほど。気をつけなきゃ。それにしても、ぼくは人が面白がらせたくて(受け狙い:白い嘘なのだが)、すぐに作り話をしたりする癖があり、そのうち、自分でもそれが本当のことに思ってしまうっていうこともあるかも知れない。

近江八幡下車。ボーダレス・アートギャラリーNO-MAの運営委員会。その前にNO-MAに寄って、『極上スタイル』を見る。水をかけられたトイレットペーパーは豊富な表情をしている。ちょっといじけているけれど、こそっとした笑いがある。紙の変容。うろうろすること自体のアーツ。ここには、限界芸術的なパフォーマンスアートが起点となり、それが積み重なることで大いなる一人語りと観客を気にしない偉大で孤独な実演となる。

委員会では、新年度の企画展、二つが紹介される。『縫う人~針仕事の豊かな時間』ははたよしこさんプロデュース/ディレクションでずいぶん具体化されている(チラシの原稿段階)。針と縫うはもうぼくが最近好んで使うアーツの比喩であり(というか服部正さんがアウトサイダーアートは大き目の針だと書いていたのを頂戴しているのだが)、二つのワークショップは何らかの形で授業にするつもり。5/15の「伊藤存さんとあそぶ刺繍会」は現代美術愛好者も多いだろうし、5/28の「おばあちゃんに教わる縫いもの作り」は子どもたちも多いだろう。希望者が多ければまた「70歳以上のふれあいサロンのおばあちゃん」がやってくれますよと自治会長さん。これは嬉しい。山科でもまた考えなきゃ。
9/23からは服部さんの企画である。これはアサヒビールからの助成が頼りのもので、無事うまくいきそうらしい。うちのタフ5はダメだったが、こちらがとれてよかった。できれば、インターンシップにならないかなあと思う。ワークショップなども夏に開催されるから。楽しみな二人の現代美術家がフィーチャーされる予定である。
「おばあちゃんに教わる縫いもの作り」は是非是非(しかし「是非」って変な言葉ねえ)_a0034066_7322130.jpg
それにしても近江八幡「左義長」祭の「左義長」って、語源はなんなのだろう。藁と青竹中心(あと作り物)で小正月に燃やして年神を送るものだということは理解できたとして。
今井祝雄委員長と一緒に山科まで。成安造形大学にこれから行かなくちゃいけないのだそうだ。ご苦労様。

こちらは、京都府文化芸術会館で、遊劇体の『金色夜叉』をまた見る。再度見るとどうしてもつぎが読めるので、はじめほどどきどきしないが、それでも、「金色」なるお金の威力と私たちのこと(どうしようもない「夜叉性」)に絞った舞台に見入る。途中から寒くなってきたのは、会場の温度のせいか、それとも、私たちの業のせいか。

そうそう、大学にちっとも来ない(来れない)4回生がチラシを配っていた。入ると、ぼくは何も言わないのに、すぐ「また研究室に行きますから」と彼女が機先を制する。ぼく自体は大学を卒業することって、(教員としては、できるだけ卒業できるようにするのはもちろん務めでありますが)個人的にはどうでもよくて(だって、彼女は自分の道を自分で知っているのだから)、彼女の演劇人生をどうするかの方がずっと大事だと思っているのだが、やっぱりゼミの先生というのは、そういう風には思われていないのが、ちょっと寂しく。

で、帰りに、大学の授業などはこの際どうでもいい(これも誤解を招くなあ:大学の授業も大事だが、もう演劇にまい進しているときには、相対的にその意味は減るっていうこと。授業も「先生はえらい」と自分で学ぶ姿勢があれば有用なのだ/ちょっと自己弁護)けれど、こんどまちかど寸劇をするので、出ない?と声をかけると、彼女はひるんでいた(戸惑っていた)。これはまずったかも知れない(これで大学に来ようかな、と思っていたのに、また変なことをさせられるか!と思ったのかも・・)。どうも、おせっかいしすぎるのがよくないのかなあ。

そうそう(の続き)、竹内銃一郎さんには、昔パネラーをしてもらったことがあり(彩の劇場)、挨拶ぐらいしようかなあ(でも忘れていたらいやだなあ)って、思っていたら、終演後、即座に係りの人の案内で出て行ったので、新幹線にダッシュなのだろう。ぼくは誰がこの審査委員かとか知らず、そうか、彼らなのだとチラシを見た次第でありました。
Tracked from CLACLA日記 at 2005-02-23 15:06
タイトル : 速報:新・KYOTO演劇大賞1
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Commented by 中瀬宏之 at 2005-02-23 15:02 x
 こんにちは。コメント、ありがとうございました。
 ビデオ、お疲れ様です(エッチビデオではありません。ダンスビデオのほうですよ)。
 トリコAを観に行きたいと思いつつ…(この時期に重なると辛いですねえ)。
Commented by kogurearts at 2005-02-23 15:09
中瀬さま、こちらこそ、コメントあるがとうございます。
ほんとうにそうで、トリコは、ちょっと色々あってもまた案内があったので、是非見ようと思ったのですが、動けません。いまは大学院研究科で修士論文審査が終わり、30分から全学教授会で、その隙間です。
by kogure613 | 2005-02-22 23:52 | こぐれ日録 | Trackback(1) | Comments(2)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


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