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かまなびごえん紙芝居「おむすびころりん」

断酒暦107日。
目がかゆい。昨日、はたさんからおめでとうございますって言われちゃったなあ。
新聞で「春の叙勲」の記事を見たからもあり、ココルームに行くまで、叙勲などの栄典制度について調べていた。すると、1億円以上の高額所得の年金受給者に対して、栄典を与えることによって、年金を辞退してもらう案とか面白いことを書いている人がいたりする。

皇室典範もそうだが(皇室典範における天皇・皇族の人権制限ということだけ考えてもいい憲法問題にはなるのだが、なかでも「退位の自由」問題はクルーシャルなものだ)、どうしても、敬遠しがちで、本当はそうではないのだが、いささかアナクロリスティックに感じてしまっていて(県の地方課長のとき、市町村長・議員などの叙勲申請についてクールで熱心でなかったことを思い出す~これも懐柔策として使うのが官僚的技法なのだとは知りつつ)、最近の栄典制度の改正とか(等級を隠し、自己推薦的なものも一部導入された模様)調べていないことが天皇制についてはいっぱいある。

18時過ぎから21時過ぎまで、ココルームにいる。いつも閉店するといって人を集めている文房具屋で無地のノートを10冊(450円)買ったあと、PPPPCBN世界と新世界博、READING THE BIG ISSUE『スリランカからの手紙』に参加する。前回は60名以上いたが、今回は少なくて寂しい。授業でずいぶん撒いたが、みんなGMに入ってしまったから、高校時代の友達とかと会って話しているのだろう。

前回「桃太郎」を演じ喝采を得たかまなびごえんは、今回は紙芝居「おむすびころりん」。70歳以上のおじいさんだけの劇団自体が珍しいし、大きな烏が仕掛けつきで舞台をカーカー横切ったり、ねずみのお餅つきで、杵にお餅が搗き延びたり(トイレットペーパーが活躍)、ディテールに目覚しい味が出ている。全体的には、ミュージカル仕立ての紙芝居になっていて、練習をもっと積めば、終わり方のシュールさもあいまって独自の演目になると思われる。

おむすびが話したり、転がり渡ったり、サングラスのねずみと悪いおじいさんが変身する猫との壮絶な闘いなど、話の筋を逸脱する契機があり、どんどん、転がって脱線するのが、このお話自体に内包されていることが分かる。つまり、おじいさんはもちろん、おむすび自体がどこにいくか分からないと叫ぶところがキーとなるのである。

津波の被害を救済するNGOの人からの手紙を詩にして朗読する上田假奈代。かつての反戦運動などでは、「詩」が結晶化した作品というのではなく、ある文化と自立と政治をめぐる運動の媒介として表現発表されていく過程として活躍した時代のことなどを思って聴いていたりもする。その表現がリアルであるだけでなく、アクチュアリティを獲得するためには何がいるのか、そのメカニズムについて考えをめぐらす。そのあと、フィリピンなどにおける「雇用開発」者の発表や、ウヲン・ジグスーによる童話の朗読もあった。

かまなびごえんで買ったTシャツ(五円玉の飾り紐も)。帰って、いつもTシャツ買ってくるのはいいけれど、入れるとこ、もうないようって言われる。衣替えの季節、収納を考えなくちゃ。

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by kogure613 | 2005-04-29 11:27 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


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