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ルネ・クレール監督『そして誰もいなくなった』、クリス松村、佐々木敦

2015/4/27(月)
ルネ・クレール監督『そして誰もいなくなった』(And Then There Were None 1945年、97分 米国)を観る。アガサ・クリスティーの小説を彼女自身が戯曲化し、それを映画に忠実にしたもの。若干、コメディ的要素があるのは、戯曲なのか映画なのか。一番気になるのはもちろん、その結末についてではあるが・・・
4回ゼミ生の一人がミステリーを研究するのだと3回生のときから言い続けていて、いまは、彼女の研究をするというので、こちらも付き合っているという側面もあるし、まあ、言語芸術のエンタメ系は藤沢周平世界しか知らないので、ちょっと自分的にも面白いとは思っている。

http://eiga.com/movie/52072/
<『犯罪小説の女王』と呼ばれた故アガサ・クリスティー女史が40年に発表した同名小説の映画化第1回作品。第2回はジョージ・ポロック監督の66年作「姿なき殺人者」、第3回はピーター・コリンソン監督の76年作(未公開)。戦火を避けて渡米していたルネ・クレールが監督。脚本をルネ・クレールと、「男の敵」でアカデミー賞を得たダドリー・ニコルズが書いている。撮影は「南部の人」のルシアン・アンドリォット。音楽はチャールズ・プレヴィン。出演はイギリス出身の俳優が多くバリー・フィッツジェラルド、ウォルター・ヒューストン、ルイス・ヘイワード、ジューン・デュプレなど。>

ルネ・クレール作品といえば、
巴里の屋根の下 Sous les toits de Paris (1930年)
ル・ミリオン Le Million (1931年)
自由を我等に À nous la liberté (1931年)だなあ・・・

3つのゼミの3回目。
2ゼミも3ゼミも、日本の歌謡曲、ポピュラー音楽について、一冊の新書をちゃんと読むというワークなので、家から小さいCDを持込み、教室の映像プレイヤーとともに文章を呼んでは、曲や映像を確かめるというスタイル。研ナオコのCDを中島みゆき論のためにたまたまあって、「あばよ」を聞かせたり、結構面白い編成。

1970年代。アイドル論の方は、1971年の南沙織。たまたま、篠山紀信のジャケットの話が出てきて、うまく接合。まあ、クリス松村さんは、1972年の森昌子が日本の女性アイドルの始原という感じではあるが、まあ、この辺りであることには変わらない。グループアイドルのはじめとしては、キャンデーズ。「哀愁のシンフォニー」の映像は、ラストコンサートにはなかったので、千葉県立文化ホールのもので見せる。若干音がすかすか。

アイドル史の通説は、南沙織(天地真理、小柳ルミ子)⇒山口百恵(森昌子、桜田淳子)⇒松田聖子(中森明菜、小泉今日子)・・・・
キャンディーズやピンクレディなどのグループ・アイドルとのかかわりをどうするか。

3ゼミは、あんまり教科書(佐々木敦『ニッポンの音楽』)が進んでいないなあと思っていたが、あとで、先週は株式会社四季のOGさんが来てくれていたからだと想い出す。
<はっぴいえんど>http://matome.naver.jp/odai/2134607613290019401へ。
岡林信康を中心にしてフォーク、当時の政治=運動との連動としてのフォークソングについて。もっともっと語りたいが、どんどん安保の話などになるとうつらうつらしているゼミ生が見えるので早めに片付ける。フォークジャンボリーの映像には野外ロックフェスティバルには関心がありそうなので、少し見ていた気がする。

4ゼミは、卒業研究についての2分間スピーチ。それなりに話せるようにはなっている。図書館へ一緒に移動。できるだけ、図書館を使うように仕向けたい。少なくとも、辞書や百科事典などはあたることができるし・・


by kogure613 | 2015-04-27 21:11 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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