御法川修『人生、いろどり』 『縮小ニッポンの衝撃』
2016年 09月 29日
<今年、百年近い国勢調査史上初めて減少に転じた日本の総人口。一極集中が進む東京でも、五輪開催の2020年に減少に転じると予測されている。私たちにはどんな未来が待っているのか。地方ではこれまで通りの行政サービスを維持することができず、縮めていく動きが加速。東京23区でも人口減少が将来の財政破綻につながりかねないと対策に動く自治体も出てきた。地方と東京の最前線ルポを通し、縮小していくこの国の未来図を探る>映画(DVD)。御法川修『人生、いろどり』。横石知二さんの本を読んでいたので、若干、大阪での話が徳島市になっているのじゃなかったかとか思いつつ、でも実話にもとづいていていいドラマだった。キムラ緑子さんの態度あたりもけっこう面白い。徳島の女性はとても働き者ということを昔からよく言われていたが、やっぱりねえと妻と話す。御法川修(みのりかわ おさむ)『人生、いろどり』2012年、112分、ショウゲート(配給)。
<徳島県上勝町における、農協職員と高齢者の女性を中心として、町で採集した植物の葉などを料理店で使用される「つまもの」として販売するビジネスで成功を収めた「彩(いろどり)事業」の軌跡を描いた>徳本薫 - 吉行和子
<元農協の営農指導員だった横石知二さんが起こした、株式会社いろどりのサクセスストーリーが本作のモデル。誰もが成功しないと思ったビジネスだったが、70~80代の女性たちが売上高2億6000万円をあげるビジネスへ成長し、高齢・過疎化のビジネスモデルとなった。この事業に携わる女性たちが、NTTドコモのタブレットを用いて受発注管理を行う姿がCMになるなど、数多くのメディアに取り上げられ、注目されている。>