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劇団エクステ#2.5『あゆみ』神戸アートビレッジセンター(地下1階)

2016/10/1(土)劇団エクステ#2.5『あゆみ』、15時の回。満席。
KAVCシアター(地下1階)なので、とても間近で7名の歩き、背負い、やまのぼる姿を観る。4面とも客席。長方形の短い辺に主な席で、長い辺にも席がある。十字架の道と客席の間の床がアクティングエリア。とても大変な90分を7名が平等に演じ歩み続けていた。

一人ずつ退場するとき、最初の人には拍手うまくできなかったのが残念。そのあと7名出てくれたのでほっとする。若い女性たち(劇団エクステには、男優さんもいるそうだが、今回は6名とも女性)と中堅のゲストさん(犬のコロ役とか印象的なシーンあり)。高校生演劇のワークショップから演劇を続けるという形は、ピッコロシアターとか伊丹アイホールとかでもあっただろう(兵庫が盛ん)が、ここ、神戸アートビレッジセンターでは直球で繋がらせているのだなあ、と前の担当スタッフの顔を思い浮かべた。新しい男性スタッフさんともご挨拶。

ふと、青い鳥とか女性だけの劇団を思い浮かべていた。ハスキーで背の高い年下の男性(中山四葉さんという人がやっていたようだ、たぶん?)と職場で出会い結婚する「私」。この「私」をたぶん全員が代わる代わる演じる。この俳優さんに特定されない主人公、でも主人公ではあり続けるというのは、けっこう面白い演じ方なのかもしれない。セカイ系というように「ままごと」の前見たお芝居(http://kogure.exblog.jp/12676696/)について片付けてしまっていたが、ちょっと考え直すべきなのかも知れない。

やはり、30分ぐらいしたところで、ちょっと単調かな、みんな一所懸命なのにという思いが出たが、そのあと、「私」の回想なのか、繰り返しが心地よく、世代をつなぐ繰り返しがあって、平凡だけれど、当事者にとってはドラマチックな「あゆみ」がそれぞれ観ている人たちの「あゆみ」とダブってくるところがあって、ぐっとくるところもあったりする。個人的には、いま結構ミステリ小説を読んでいるので、先輩と後輩がミステリずきで自分も書こうとしているという設定も嬉しい。

劇団エクステ#2.5『あゆみ』。
出演: 岡本夏実 中山四葉 根本さくら 平川光江 深谷弥彩 藤澤美波 [ゲスト出演] 清水かおり(TAKE IT EAZY!)
脚本:柴幸男(ままごと) 演出:大塚雅史 主催:神戸アートビレッジセンター
開演時間:  10月1日(土) 15:00〜/19:00〜  10月2日(日) 12:00〜/16:00〜 場所:KAVCシアター(地下1階) 料金:1500円 座席:全席自由 開演一時間前より整理番号を配布します。
<私は一生にだいたい1億8千万歩ぐらい歩きます。 それが多いのか少ないのかよくわからないですけど… お母さんに手を引かれて歩いたのも 言いたいことも言えずに走ったのも あの人の背中を見つめたまま立ち止まったのも 何気ない一歩も全部 私の「あゆみ」だから それも。これも。これからも。 はい。じゃあ、行きます。 せーのっ!>
エクステとは?<神戸アートビレッジセンターが毎年夏に行っている高校生のための演劇ワークショップ「Go! Go! High School Project」(通称:ゴーハイ)が始まって早8年… 100名を優に越える卒業生が生まれました。そんな彼・彼女たちの演劇に対する想いを引き続き実現する場として、演出家・大塚雅史氏とKAVCが立ち上げた劇団が「エクステ」です。集団性にこだわる作品づくりで、関西演劇界における「劇団」復権を目指します。>
移住女子のドキュメンタリーとシャネルズ、湯川れい子。

午前中、妻の通信料のことで、ソフトバンクへ。原因がわかってほっとする。いろいろ提案をうけて、すっきりとさせることに。


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by kogure613 | 2016-10-01 21:56 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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