ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』 平野啓一郎『顔のない裸体たち』
2017年 01月 23日
2017/1/23(月)
面白い映画を観た。ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』。
タイムスリップものだけど、1920年代のパリ、とくにそこにいたアメリカ作家や音楽家(コール・ポーター)の姿が面白い。フォークナーはいたんだっけ?
ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』2011年、94分。スペイン製作。
監督/脚本:ウディ・アレン
<映画脚本家で処女小説の執筆に悪戦苦闘中のギル・ペンダー (オーウェン・ウィルソン) は婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) とその裕福な両親とともにパリを訪れる。ギルはパリに住みたいとさえ考えているが、イネスはマリブに住むと言って聞いてくれない。2人はイネスの友人ポール (マイケル・シーン) と遭遇し、ともに街を回る。イネスはポールを気に入っているものの、彼が偉そうに語る歴史や芸術の薀蓄には間違いが多く、インテリぶったポールがギルにはどうにも鼻持ちならない。
ある夜の12時、ギルは酒に酔ったままパリの街をうろついていると、アンティークカーが止まり、車中の1920年代風の格好をした男女がギルを誘う。そして向かったパーティには、コール・ポーター、F・スコット・フィッツジェラルドと妻ゼルダがいた。そのパーティはジャン・コクトーのパーティだった。そこでギルは、彼が愛して止まない1920年代に来ていたことに気づく。・・・現代と1920年代を行き来しながら、婚約者イネスとの関係とアドリアナに魅かれる自分に悩むギル。しかし、シュルレアリストである、サルバドール・ダリ(エイドリアン・ブロディ)、ルイス・ブニュエルとマン・レイからは、「それはごく自然なことだ」と言われてしまい、ますます頭を抱える。そして、ギルとアドリアナが初めてキスを交わした晩、2人の前に19世紀のベル・エポック時代を思わせる馬車が停まった…。>
http://lifeismine.me/archives/5236 より
<大好きな1920年のパリ。セーヌ左岸のモンパルナス。
ピカソ、ヘミングウェイ、シャガール、ダリ、マティス、レオナールフジタ、モディリアニ、マン・レイ。そして大好きなコールポーター。>
読み終わっている平野啓一郎『顔のない裸体たち』(新潮文庫、2008年。単行本は2006年)。
http://www.shinchosha.co.jp/book/129038/ より
<地方の中学教師・吉田希美子が出会い系サイトで知り合ったのは、陰気な独身公務員・片原盈だった。平凡な日常の裏側で、憎悪にも似た執拗な愛撫に身を委ねる彼女は、ある時、顔を消された自分の裸体が、投稿サイトに溢れているのを目にする。その時、二人は……。人格が漂流するネット空間を舞台に、顰蹙の中でしか生きられない男女の特異な性意識と暴力衝動に迫る衝撃作!>
風邪をすこしひいたみたいで、早く寝ようとしてなぜか寝付けず、寝床で珍しく苦しむ。体重計がどうもおかしいようだが、体重もアップ。