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劇団ジャブジャブサーキット『月読み右近の副業』ウイングフィールド  トニー・スコット『クリムゾン・タイド』

2017/6/17(土)

10時に京都橘高校へ。ここ出身の京都橘大学生が高3のみんなにそれぞれの学科や大学生活、そして大学選びについて話す。理系は3名のほか近大生もいたが4名と少数だったので、司会の先生とのやり取りがあって時間内に終わるが、文系は7名だったこともあり、すこし延びる。私は理系が終わったところで、ウイングフィールドに行くため、失礼した。

劇団ジャブジャブサーキット第57回公演『月読み右近の副業』105分程度(終わり、珍しく拍手に夢中になり時刻を確認せず。1403に始まったので、多分、1548前後じゃないかなと、初めに1時間45分とあったので)。ウイングフィールド。作・演出:はせひろいち。☽バージョン。バージョンも見たほうがよかったとあとで後悔。

小説を読む、それが劇と連動していくという趣向。なかなかに巧妙。小説が3つでつながっていない。同じ本からなのだが。読んでいると思うとモノローグになって終わり、すぐに繋がらないのだが、結局舞台で起こったことの前段階の話であることが分かったり分からなかったり。話体の部分は多め。悲しいというはないが、とばこさんがラストと思うと、なんだか寂しいことは寂しい。目をつぶっていても声ですぐに分かる人の一人。

<とある地方都市の郊外、平野と山間部の境界線にある一見アトリエのような空間。かつてマスコミを騒がせ、「平成のカリスマ占い師」とまで呼ばれつつ、突如メディアから姿を消した「彼女」の名前は「君塚右近」。いわゆる「月読み」なる特殊能力を駆使し、温泉を掘り当てた金とギャンブルの成果をつぎ込み、終の棲家で悠々自適の余生を決め込んでいたのだが、なかなか世間は彼女を放っておいてはくれない。いろいろ難問を持ってくる地元民、旅行がちな同居人、先月拾ってきた家出少女などなど。そんな折、彼女がかつて捨てたはずの出自の源から、使者を名乗る人物が現れ、右近の日常は乱される。>

<座付き作家のはせが「今回、2ケタの登場人物は無理」とダダをこね、2種類のダブルキャストが発生しております。また、長年、当劇団で屋台骨を背負ってきました女優「咲田とばこ」が住居移転につき、当分劇団への参加が難しくなりました。劇団も今回を境に、大きく路線が変わる可能性を孕んでおります。彼女のファンの方のみならず、ぜひ彼女のファイナル、卒業ステージにお立合い下さいませ。>

CAST

咲田とばこ・・君塚右近:日本旅館風なロビーに見えた。着物、赤く少し変な。ヘリコプターで出かけるときは訪問着。自分も占ってしまうんだなあ。妹も占える、兄左近もそうだったのかも。温泉を当てたわけで。

はしぐちしん(コンブリ団)・・・奥平知也:右近の伴侶。一番読みにくいので付き合っているらしい。反基地運動、「いけない未亡人がいっちゃう」エロ本の弁解、国松と右近が巨大ババ抜きをするのに嫉妬。

荘加真美・・・赤星桂子:食料品などを届ける人。土砂崩れで帰ることができなくなる。後半、右近がテレビに出ていた時に出会った人(これで右近はマスコミから隠れることになった)。演劇についての批評が数か所あってなかなかに味わい。ラストもね。

空沢しんか 中杉真弓・・・謎の女・燈果:土砂崩れで別荘が潰れ、被害にあった女。そのうち、その遺体か重症身体を、右近の妹が乗り移っていたことが分かってくる。朗読される短編小説がその前のことを物語り。燈果は、小雨さんにも乗り移ったか?謎の女の方は、池に斧を持っていく。何故、斧なのか。冒頭の小説には言葉として出てきたようだけれど・・

伊藤翔大・・・町田伸明:料理人(使用人)。小雨さんに惚れている。「いけない未亡人がいっちゃう」を楽しみにしているが、小雨に見つからないようにして。

まどかリンダ谷川美穂・・・碧山小雨:何やらつぶやいていた家出少女。冒頭、明かりで本を読んでいる。

髙橋ケンヂ・・・国松侑治:政治家、何か裏工作がうまそうな派閥のドンのような。着物。妾の子どもの話を小説で話し、「小春」だったか。実は小雨と同じということになったような。ちょっと記憶が混濁している自分あり。独特の年配の俳優さん。この前もでてはったような・・

帰った見た映画(録画、NHK 字幕)は『クリムゾン・タイド』。20年以上前だが、いまでは北朝鮮が徐々に核ミサイルの性能を上げているしとか思いつつ見た。

トニー・スコット『クリムゾン・タイド』(1995年、116分、ハリウッド・ピクチャーズ)。

デンゼル・ワシントン

ジーン・ハックマン

<冷戦後の世界を背景に、ロシアでおきた叛乱にそなえて出港した弾道ミサイル原子力潜水艦を舞台とする潜水艦映画。エリートと叩き上げの対立、白人と黒人の相克、「見えない敵」との頭脳戦、外界と限られた接触しかない特殊な環境、これら潜水艦映画の伝統的なプロットを踏まえつつ、ほとんど一般に知られることのない、現代の弾道ミサイル原潜内での日常、演習、ミサイル発射手順の細部の描写の積み重ねを踏まえて、究極の破壊力の行使をめぐる緊迫したドラマが展開される。>


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by kogure613 | 2017-06-17 21:05 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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