辻田真佐憲『文部省の研究ー「理想の日本人像」を求めた百五十年』

2017/7/11(火)

1限目、14回目の公共政策入門。

明日のイベントデザイン演習では、もうすこし結婚式イベント研究をしたあと、少し、限界芸術論のこと、そして、イベント興行がどうして堅気の人ではなく遊侠の人たちが関係したかを探索することに。

いま読んでいる新書。

知っているようで、ちゃんと通史として文部省の歴史を知らなかったので、どこから内務省が支配しだしたかとか色々分かって面白い。高等文官試験の合格者であえて文部省に入るという人が稀有だったことも初めて知る。

辻田真佐憲『文部省の研究ー「理想の日本人像」を求めた百五十年』文春新書、2017.4

<いまどき「天下り」スキャンダルで、事務次官までも辞任した文部科学省。

戦前は内務省文部局、戦中は陸軍省文部局、戦後も自民党文教局、日経連教育局などと揶揄され続け、つねに「三流官庁」視されてきた。

しかし、侮ってはいけない。

文部省はこの150年間、「理想の日本人像」を探求するという、国家にとってもっとも重要な使命を担ってきたのである。

明治維新後は「独立独歩で生きてゆく個人」、昭和に入ると「天皇に奉仕する臣民」、敗戦直後は「平和と民主主義の担い手」、そして高度成長時代には「熱心に働く企業戦士」――すべてに文部省は関与してきた。

そして、グローバリズムとナショナリズムが相克する今、ふたたび「理想の日本人像」とは何かを求める機運が高まっている。

気鋭の近現代史研究者である筆者が、イデオロギーによる空理空論を排し、文部省の真の姿に迫った傑作!>


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by kogure613 | 2017-07-11 21:15 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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