アマヤドリ『悪い冗談』DVDにて  日野皓正「ドリームジャズバンド」事案

2017/9/4(月)

鑑賞した演劇DVD、アマヤドリ『悪い冗談』。

http://amayadori.co.jp/archives/4436

アマヤドリ2014三部作「悪と自由」のシリーズvol.3『悪い冗談』作・演出 広田淳一

2015320()329()@東京芸術劇場シアターイースト

【出演】

笠井里美、松下仁、渡邉圭介、小角まや、榊菜津美、糸山和則、沼田星麻、中野智恵梨、中村早香(以上、アマヤドリ)

宮崎雄真、足立拓海、石山慶、石本政晶、石井双葉、石井葉月、竹林佑介、廣塚金魚、升味加耀(劇団森)、添野豪(電動夏子安置システム)、谷畑聡(劇団AUN

PANAY PANJING-YA〈バナイ パン ジンヤ〉from台湾

Kim Dae Heung〈キム・デフン〉from韓国

<今作『悪い冗談』は、アマヤドリが2014年に行ってきた「悪と自由の三部作」の第三弾になります。第一作『ぬれぎぬ』ではストーカー殺人と来るべき未来の社会システムを想像し、第二作『非常の階段』では詐欺結社による集団犯罪を、ゆるやかに崩壊していく家族の姿と共に描き出しました。そしてこの第三作、『悪い冗談』ではアジアからキャストを招いての国際共同制作に挑みます! >

『非常の階段』を今年5月アイホールで遭遇し( http://kogure.exblog.jp/23915632/ )、2DVDを購入していた。6月に『月の剥がれる』を鑑賞( http://kogure.exblog.jp/237096924/ )。かなりヘビーだったので、夜ではない時に鑑賞しようと置いておいたもの。

『悪い冗談』の舞台は、最初と最後だけ、この隅田川の河川敷とそのうえの橋ではないところ、刑務所の対面室だが、それもストーカーが終身刑受刑者なので、ここ河川敷と繋がっているようだ。加害者の姉が殺意。でもこの国では死刑は廃止されているという設定。

赤い道、川水だったりそうでなかったり。ずっとランニングしている男、何にも関わらずに。

二組のお花見兼花火見物者。一方は6名の30歳代男と20歳代の女子職員1名。男の中で、日本にいたことのある韓国人あり。懲役の話や日本嫌いと教育のことなども話される。宴会。

もう一組は女性6名と男性一人。男性がどんな人かはあんまり分からない。特筆すべきは、滝廉太郎の「花」を歌い出すことだ。女性は台湾からワーキングホリデーで。台湾での言語のこと、少数民族の言葉。

宮崎に転勤する男と東京に職場がある女の話。男の演説に河川敷が反応。女の方は途中から聞いていない。

心理テストの4人。いかにも悪意、悪い冗談のかなり強い形。

ここが東京大空襲のなかでもとても残酷な場所になったということが後半にはより強く語られ動かされる。流れ行く水の不易流行。

a0034066_07392606.png

a0034066_07392929.png

<気になった報道について>

中学生がジャズのワークショップをプロの指導の元受けて、その成果を公立劇場で発表する。ジャズは珍しいかも知れないけれど、伝統芸能はじめ、ダンスやコーラス、演劇など夏休みの終わりにはよくあるものだ。アーツマネジメント的な問題、あるいは、社会包摂機能との関係。

その公演で、プロがドラマーの即興演奏がオーバーして多分制止したにもかかわらず(ここは要チェック)、中学生ドラマーを力づくでやまさせたという報道とその関係資料:

☆ 日野皓正が男子中学生をビンタする動画観客はハプニングと誤解 週刊新潮WEB取材班2017830日 掲載

http://news.livedoor.com/article/detail/13542271/

< 今年も数百人の観客がシアターを訪れ、ビッグバンドの奏でるジャズに聞き惚れた。演奏者の中学生にも最高の夏休みが保証されていたはずのイベントは突然、暗転する。公開中の動画を見て頂きたいが、本番も本番、観客の前でドラマーが演奏している真っ最中にもかかわらず、ただならぬ雰囲気を漂わせながら、日野氏がステージ上を歩いていく。
 日野氏はドラマーの背後に回り込むと、スティックを取り上げる。ジャズのエンターテインメント性は高い。何より演奏を楽しんでいた観客が、これから暴行事件が起きるとは予想できるはずもない。何か面白いハプニングが起きていると誤解し、笑い声が上がるのが極めてリアルだ。
 スティックを日野氏は放り投げるが、ドラマーが手で叩き続け、観客の誤解も解けない。再び笑い声が起きるが、日野氏がドラマーの髪の毛を鷲摑みにしたあたりから、シアター中を困惑が急速に広がっていく。
 ドラマーの顔のあたりで、日野氏の手が2回ほど動く。ビンタをしているとしか思えない。更にドラマーに向かって「なんだ、その顔は!」と罵倒するに至って、演奏中であるにもかかわらず、世界的ジャズミュージシャンが観客の目の前で中学生に暴力をふるうという異常な状況を記録した動画だと分かるのだ。
[世田谷区役所は「行過ぎた指導であったと…」]
 我々は世田谷区役所に取材を申し込み、教育委員会から回答を得た。まず、日野氏の暴行については、
〈ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております〉
と、事実関係を、ほぼ認めた。今後については、
〈日野氏の事務所とは、今後も事業を実施するために話し合う機会をもつ予定です〉
と、暴行問題の解決を目指し、それが実現した場合は、来年以降もコンサートを続けたいとの意向を示している。回答は最後に、
〈教育委員会としましては、今回の件について、重く受け止め、「新・才能の芽を育てる体験学習」の趣旨に沿った事業運営をとなるよう運営に努めてまいります〉
 との一文で締めくくられている。>

☆ 世界的トランペッター・日野皓正が中学生を往復ビンタ   「週刊文春」編集部2017/08/30

http://bunshun.jp/articles/-/3929

<毎年、公募で区内の中学生が集められ、4カ月間、日野氏をはじめとした数名の講師のもとで、練習を積む。そして8月のコンサートで、その成果を発表する。日野氏は第1回目から、この中学生バンド「ドリームジャズバンド」の指導にあたっている。
 別の参加者はこう困惑する。
「お金を払って観にいったのに、連れて行った自分の子供があんな暴力行為を見せられてしまった。子供から『あのおじさんは何で子供を叩いているの?』と聞かれましたが、うまく説明できませんでした」
「週刊文春」取材班は、コンサートの模様を撮影した映像を入手。ドラムを叩く中学生の髪を引っ張り回した後、往復ビンタを浴びせる日野氏の姿を確認している。
 世田谷区教育委員会は「週刊文春」の取材に、次のように文書で回答した。
「コンサート終了後、日野氏から、その子どもに話しかけて、子どもも了解していたとの事です。なお、教育委員会からは、今回の件について委託先の『せたがや文化財団』に、(日野氏の)行過ぎた指導についての対応を要望しました」
 現在海外に渡航中という日野氏には、所属事務所の担当マネージャーを通じて取材を申し込んだが、締め切りまでに回答はなかった。当日会場にいた保坂展人世田谷区区長も期日まで取材に応じることはなかった。
 YouTubeの「週刊文春公式チャンネル」では、問題の映像を配信中( https://youtu.be/i6w0t_9yQ2A )。>

⭐️  片岡祐介さんのコメント  https://www.facebook.com/yusuke.kataoka.14/posts/1761499067224932


☆ せたがやこどもプロジェクト2017

https://setagaya-pt.jp/performances/2017kodomo.html
せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》日野皓正 presents “Jazz for Kids”
この公演自体は世田谷パブリックシアターの主催事業「せたがやこどもプロジェクト2017」の一つ。
ただ、日野皓正さんのワークショップは、世田谷区教育委員会の主催。ただ、公演となると、アーツマネージャーのあり方の問題も生じるやろなあ。

https://setagaya-pt.jp/performances/201708jazzforkids.html
ドリバンメンバーは、世田谷区教育委員会主催「新・才能の芽を育てる体験学習」(企画制作:世田谷パブリックシアター)のひとつ「Dream Jazz Band Workshop」を通し、日野皓正をはじめとするプロのジャズ・ミュージシャンのもと、本番までおよそ4ヶ月の練習を積んでいきます。2005年に本コンサートとともにスタートし、今年で13年目を迎える同ワークショップは、日野のライフワークのひとつと言っても過言ではありません。
毎年ひと夏のドラマが劇場で生まれ、多くの観客の感動と熱い拍手で会場は包まれます。
・・・・・
2日目『Dream Jazz Band13th Annual Concert』は、公募により集まった世田谷区立中学生たちが日野をはじめとする一流ミュージシャンのもと、「Dream Jazz Band Workshop」で得た経験と、その成果を発表するコンサートです。講師陣によるSpecial Musicians’ Liveもお楽しみに。
青春の只中にある彼らにしか出すことのできない、仲間たちとの絆とひたむきな情熱がこめられた音色を是非劇場で体験してください。

https://setagaya-pt.jp/workshop_lecture/dream-jazz-band-workshop-2017.html
Dream JazzBand Workshopは、世田谷区教育委員会主催「才能の芽を育てる体験学習」の1つで、ビッグバンドジャズの演奏を通じて、音楽の楽しさだけでなく、時に厳しさも体験するワークショップです。世界的ジャズトランぺッター日野皓正氏をはじめとする、ジャズ界で活躍するプロミュージシャンを講師に迎え、8月には世田谷パブリックシアターで「Dream Jazz Band Concert*として練習の成果を発表します。

トラックバックURL : http://kogure.exblog.jp/tb/237713496
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2017-09-04 22:30 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob