道尾秀介『ソロモンの犬』 新潟駅前散歩
2017年 09月 10日
2017/9/10(日)
10時まではフリー。新潟駅前から、萬代橋をわたってぶらぶら。
帰りはバス。10時から15時まで、父母懇談会。新潟県の人たちばっかり(東京の昨日は、東京の人はいなかった)。
東京駅の乗り換えが人が多くちょっと茫然となった。
読んでいた小説。
道尾秀介『ソロモンの犬』(文春文庫2010年、単行本2007年)
動物学。獣医学部なんだろうか・・・動物行動学(ローレンスなど)は昔ずいぶん興味を持っていたことを思い出す。
<秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。彼らが通う大学の助教授、椎崎鏡子のひとり息子で10歳だった陽介が、目の前でトラックにはねられ、命を落としたのだ。連れていた飼い犬、オービーが暴走し、引きずられた果ての事故。
だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は、動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。オービーの奇妙な行動の原因はどこにあるのか? 秋山が密かに思いを寄せる智佳の胸のうちにあるのは? 陽介の死は、ほんとうに事故だったのか?議論を重なる彼らには予想不能な結末が待っていた……。もどかしい恋と事故への疑念が交錯し、青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。>