アンリ・ヴェルヌイユ『過去をもつ愛情』

2017/9/21(木)

秋学期始まる。木曜日は授業のない曜日。

富山県内の11企業がUIターン関係で来られて、富山県出身の学生たちと面談。11時から13時まで。

卒論指導。一人来なかったのが残念。就活とかで忘れていたということ。

帰って、アマリア・ロドリゲスが出演し「黒い艀」などを唄う映画が、昨日アマゾンから届いたので、視聴。

アンリ・ヴェルヌイユ『過去をもつ愛情』1954年製作(と思うが公開の年とかすこし曖昧。日本でも1956年に公開されているようだ)。

映像がきれいにHDリマスターされていて、ポルトガルギターが全編に流れている。前半は少し観光映画ぽかったが、戦後すぐのリスボンをめぐる英国人やフランス人を含めた諸相がよく出ているなと思った。階級差の男女による禁止された愛とか、そういうメロドラマのジャンルなので、この映画も悲恋であるけれど、どこか微妙な探偵物でもあって、したたかな女のしたたかになりきれない危うさが見もの。

フランソワーズ・アルヌールのファンが日本でも結構いはってその人のレビューを読むのも面白い。確かに処理しない脇毛、モノクロームだが黒色ではないのだろうなあとかなかなかに興味深い女優さん。バレエをしていたとか。

アンリ・ヴェルヌイユ『過去をもつ愛情』(113分、1954年、フランス。字幕はフランス語だけで、ポルトガル語には字幕がでないのがちょっと残念。オリジナル版は123分とのこと)

LES AMANTS DU TAGE(テージョ川の恋人たち?)

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=4441 より

フランソワーズ・アルヌール

ダニエル・ジェラン

トレヴァー・ハワード

アマリア・ロドリゲス

ジネット・ルクレール

マルセル・ダリオ

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<44年8月パリ解放の日、喜び勇んで妻の待つアパルトマンに帰った歴戦の勇士ピエールは愕然とする。妻は間男の真っ最中。思わず携帯していた銃の引き金を引いた。が、彼は同情され無罪となり、放浪生活に入る。今はリスボンのタクシー運転手に落ち着いているが、南米行きの船の乗船手配を周施屋に依頼中だ。そこへ英国貴族の未亡人カトリーヌが彼のタクシーに乗り、法外なチップを渡して寄こす。下宿先の葉書売りの少年の気配りで彼女の夜の観光のお伴をし、やがて同じアパートに住むようになった彼女とナザレの海岸に旅もする。が、彼女の渡した部屋の鍵は彼には負担だった。それは妻の過ちを、また再びあの苦しみを味わねばならぬ気に彼をさせるのだ。カトリーヌをつけ回すルイス警部の言動も気になる。彼は明らかに夫の事故死は彼女が手を下したものと信じている。初めは取り合わなかったピエールも、警部の鋭い心理分析を否定できず、彼女の態度に疑問点も見出す。果して彼女は彼に罪の告白をした。しかし、それが彼の心のわだかまりをある程度は晴らした。とにかく、彼女は自分と逃げる他ないのだ--。そう思い込むことで。そして一緒に南米行きの船に乗るのだが……。愛か打算か。女心の微妙をアルヌールの演技に託す他ない、ヴェルヌイユの通俗メロドラマだが、彼女がいま一つ表情に乏しく、その辺をうまく表現できていないため尻すぼみの印象。ピエールのジュランはまず順当で、警部のハワードは儲け役。何よりのお楽しみは歌姫ロドリゲスの素晴らしい美声。彼女が唄う二曲のファドは、この映画一篇よりずっと雄弁に女心を伝え、何だかアルヌールの立つ瀬もないのだ。音楽監修はM・ルグラン。>

http://eiga.com/movie/43298/

<暗い過去のため、愛し合いつつも結ばれずに別れ去った若き男女の悲恋物語。仏の現代作家ジョゼフ・ケッセルの小説から、「夜は我がもの」のマルセル・リヴェが翻案、「女性の敵」のジャック・コンパネーズが脚色、「ヘッドライト」のアンリ・ヴェルヌイユが監督を夫々担当。台詞はマルク・ジルベール・ソーヴァジョン。撮影は「他国者は殺せ」のロジェ、ユベール、音楽はミシェル・ルグラン。出演者は「ヘッドライト」のフランソワーズ・アルヌール、「巴里野郎」のダニエル・ジェラン、「太陽に向って走れ」のトレヴァー・ハワード、他にマルセル・ダリオ、子役のジャック・ムウリエール(首輪のない犬)など。オリジナル版は123分。>
http://inagara.octsky.net/kakowo-motu-aijou

https://gamp.ameblo.jp/jahyon2002/entry-12190846512.html



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by kogure613 | 2017-09-21 22:05 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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