道尾秀介『鬼の跫音』

2017/10/12(木)

明日以降の準備。

早く帰る。

のんびりしよう。

沖縄県東村高江の民間地・・・・米軍ヘリコプターの事故。45年に47件だという。

米軍が日本中を自由に行き来できる約束。

日米地位協定。少しずつ知られるようになっている。

読んだミステリ。道尾秀介『鬼の跫音』。

短編だと思わないまま、2篇目を読んでいて、どうつながるのかと思ってしまった。

「鈴虫」「犭(ケモノ)」「よいぎつね」「箱詰めの文字」「冬の鬼」「悪意の顔」

道尾秀介『鬼の跫音』 (2011年、角川文庫、2009年単行本)

<6人の「S」による危険な罠ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。運命の檻に囚われた6人の男女。見ていた世界が一変するあざやかな仕掛け(トリック)を堪能せよ!

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており……。(「犭(ケモノ)」)

同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が待つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが……。(「悪意の顔」)

心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作!>

https://plaza.rakuten.co.jp/radagast/diary/201104260000/ より引用

<「鈴虫」:10年ぶりに発見された友人の遺体のそばから,私の所持品が見つかった。私が警察に語った不思議な物語とは・・・ヘンだなと思いつつも,最後に納得させられてしまう。ミステリー的には設定的にはひじょうに凡庸なのに,作品としてはよく出来ている。

「ケモノ」:静かな僕の家で,過去からのメッセージが発見された。僕はそれが指し示していると思われる,20年前の事件の舞台へ足を運ぶが・・・真相に近付いても,誰も幸せになれない,という特殊な物語。

「よいぎつね」:祭りの夜,女性を襲った僕は,20年後に訪れた祭りで,若い男に遭遇する。・・・タイムスリップモノなのか?人間に対する天罰を語っているのか?不思議な作品だ。

「箱詰めの文字」:作家となった僕には秘密があった。それをあばきに来た男を,僕は・・・これまたミステリーとしては,かなりありふれた設定だ。アパートを人々が行き来する,不思議な道尾ワールドだ。

「冬の鬼」:彼と暮らし始めてから数日を語る日記文。だがそこには驚愕の事実が隠されていた。・・・18日から1日ずつ過去へとさかのぼる形式の短編だ。ありえないほどキツイ条件なのに,見事にホラー&ミステリーとして成立させていて,びしりと割れてしまいそうな緊張感に満ちている。

「悪意の顔」:全てを呑み込んでくれる絵画。そこに自分の恐怖を吸い込ませ,クラスのS君とうまく付き合っていこうと考える僕だったが,事件は意外な方向へと動き始める。・・・これだよ!これ!少年のファンタジー世界と,現実の事件がシンクロしていて,同じ場面で違う恐怖感を味わうことが出来る。複数の解釈が出来る短編でもある。>

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by kogure613 | 2017-10-12 21:26 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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