逢坂剛『さまよえる脳髄』 ロバート・レッドフォード『普通の人々』

2017/12/27(水)

昨日から読んでいたミステリー。サイコ系。『羊たちの沈黙』が話題になっていた頃だと言う。

逢坂剛『さまよえる脳髄』(新潮文庫、1992年、単行本1988年。右脳と左脳という話が流行っていた頃のようだ。精神分析学(フロイト)と大脳生理学。それに、演劇でも見たことのある実験心理学(有名な実験だそうだが、電圧刺激で学習効果が上がるわけはない)。性的マイノリティに関する話まで出て来る。

その上でミステリーにサスペンスとエロス。ウイット。

<完全試合まであと少しというところで打たれ、代わりのピッチャーがリリーフ・カーに乗ってやってきた時、エースである追分知之は突然リリーフ・カーを運転していたマスコット・ガールに襲い掛かかり、彼女の首を絞めた。殺人未遂の容疑で起訴されたが、精神神経科の医師・南川藍子は精神鑑定を行った末、事件当時彼は心神喪失の状態にあったとし、裁判でもそれが認められたため、彼は無罪となる。しかし脳神経外科医長である丸岡が別の説をとなえていたように、彼の脳はまだ、誰にも知られていない闇をかかえていたのである。

藍子はまた、恋人である海藤の行動にも異変を感じていた。にあるものに対して、あまりにも鈍感すぎるのではないだろうか?彼は事件捜査時に大怪我をしたことで頭に傷がある。これが脳に影響をあたえているのではと心配になった藍子は丸岡に相談する。

そして世間では制服を切り裂かれた上に裁ちばさみで刺殺されるという事件が連続して発生し、海藤の同期である遊佐らが捜査にあたっていた。>

橋本駅そばにできたというスーパーなどのミニの商業集積に行ってみる。ショッピングセンターというには小さい。なんか気の利いた名前があるのかな。楠葉中之芝、スーパーマツモトの中に100円ショップ「セリア」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、アパレルショップ「ファッションセンターしまむら」という組み合わせ。900円で防寒のズボンを買う。

ロバート・レッドフォード『普通の人々』1980年、124分)。録画していた映画。どうも、登場人物それぞれに見覚えが。でも、ストーリーが思い出せない。ということはずいぶん楽しめたということ。しかし、10年ぐらいは前に見たと思っていたら、まだ3年ちょっと前だったとはね。

http://kogure.exblog.jp/19776003/ より(自分の過去の引用じゃが)

母親への救いがない映画なんだなあとちょっと珍しいかなとか思いつつ観た。

外交的な母親(メアリー・タイラー・ムーア)と押され気味の父親(ドナルド・サザーランド)。3人の家族と妻の両親や親族。どうも、妻の方の力が優っていることもあって。

シカゴ郊外の弁護士家族の崩壊。兄だけが溺死したことで、弟(ティモシー・ハットン:主人公)は自責の念強く自死未遂。病院が一番居心地よかったと思いつつ高校に通い水泳クラブで泳ぐ。精神分析医(ジャド・ハーシュ)へいくことで徐々に・・弟とおずおずと付き合いだすガールフレンドに、彼女も新人のエリザベス・マクガヴァン。

http://ssm2438.exblog.jp/2087876/ より

<物語は、虚栄心の権化的な母親と、つねに批判されない役所を演じてしまう父親という、実にどこに在りそうな状況において、自分のなかにある消せない過去の過ちにたえられない息子のコンラッドが、徐々に回復していくことをめざし、それを成し遂げて行くさまをクールに描いていきます。 <成し遂げモノ>の大好きなニシザワにとっては、「なんかの大会で優勝するんだ!!」っていうスポ根的なものも好きなのですが、この映画みたいに「暗い自分はイヤだ。明るい自分になりたいだ!!」っていう、もっとも根源的な目標をかかげてそれを成し遂げて行くさまを描いてしまったこの作品、地味だけど、めちゃめちゃすごい作品だと思ってます。役者時代にはそれほど魅力を感じなかったロバート・レッドフォード、 監督としての仕事はほんとにいいですね~~。

彼のその後の監督作品はすべて劇場でみてますけど、どれも素晴らしいです。

基本的には「癒し」が彼の全ての根源にあるように思えます。

ロバート・レッドフォードの監督作品は 『普通の人々』 『ミラグロ』 『リバー・ランズ・スルー・イット』『クイズショウ』 『モンタナの風に抱かれて』 『バガー・ヴァンスの伝説』 どれも、最高級に洗練された穏やかなじつにいい映画です。 ただ誤解のないようにもうひとこと描いておきますが、<ベルイマンもの>とかぶっているのは『普通 の人々』くらいで、 あとは<ロバート・レッドフォードもの>といっていいかと思います。 『クイズショウ』はちょっとニュアンスがちがいますけど、他は基本的にはハートフルな<癒しもの>だと思います。『普通の人々』だけがクールな<癒しもの>になりそうですね。>

a0034066_16233634.jpg

a0034066_16233959.jpg


トラックバックURL : http://kogure.exblog.jp/tb/238124067
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2017-12-27 22:13 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob