劇団しようよ『あゆみ』『TATAMI』アトリエ劇研 生きて在る素晴らしさ歌う 小暮はな「AZUL」 - 共同通信
2017年 05月 12日
2017/5/12(金)
小劇場演劇のなかでも20歳代の若い世代の劇団をちゃんと追っていなかったのだが、すこしずつ案内が来るようになって、同じように見えていた劇団間の差異などにも目が行くようになってきている。
でも、まだまだ役者さんの顔も名前も覚えていないのが現実。ただ、今日も案内してくれている女性はよくみる役者さんだなあとか、そういうことは少しは分かる。
アトリエ劇研であと何度お芝居を観るのだろう、8月末までだから・・・
今日は劇団しようよ。2つマチネもソワレも作者の柴幸男(ままごと)さんのアフタートークがあったのだが、少し体力的に自信がなくて、失礼した。しかし、劇団名が2つとも繋がっている(ままごと、しようよ)。努力クラブというのも近い感じ(努力しようよ、クラブ)。
マチネで観た、劇団しようよの『あゆみ』は、去年の秋観ていたので、同じ戯曲がどうなるのかが楽しみで、男性ばかりだとこうなるのねえ、すこし荒々しいなとか思って観た。
(参考)劇団エクステ#2.5『あゆみ』神戸アートビレッジセンター(地下1階) http://kogure.exblog.jp/23256632/
ソワレの『TATAMI』(110分弱)は、ニットキャップシアターの門脇俊博さんだけが同じで、より芝居を長くやっている4人が『あゆみ』とは反対に、人生を畳んでいく、という話を、マイホームの解体にも繋げて描いていき、ぐっと来た。アトリエ劇研自体のたたみ方にもつながって行くし。
https://stage.corich.jp/stage/80693
アトリエ劇研 創造サポートカンパニー 3ヶ年プロジェクト《movement2015-2017》vol.3
劇団しようよ『あゆみ』『TATAMI』
劇団しようよのアトリエ劇研での実験公演最終章。
3年目は、プロジェクト初年の2015年に上演した『あゆみ』。2015年に横浜で上演された『TATAMI』。
柴幸男さん作品、二本立ての公演に取り組みます。
(※『TATAMI』は、2015年にKUNIO12『TATAMI』のために書き下ろされたものです。)
|作|柴 幸男(ままごと) |構成・演出|大原渉平
|出演|
『あゆみ』
門脇俊輔(ニットキャップシアター/ベビー・ピー) 金田一央紀(Hauptbahnhof)
土肥嬌也 高橋紘介 楳山蓮 御厨亮(GERO) 森直毅(劇団マルカイテ) 大原渉平 吉見拓哉
あごうさとし(アトリエ劇研ディレクター)
『TATAMI』
門脇俊輔(ニットキャップシアター/ベビー・ピー) 脇内圭介(飛ぶ劇場) 藤原大介(劇団飛び道具)
紙本明子(劇団衛星/ユニット美人)
小暮はなの記事が配信されていた。共同通信47。地方紙がどれだけ取り上げてくれるのか、どきどき。京都新聞などはそのうち出るかもということ。
生きて在る素晴らしさ歌う 小暮はな「AZUL」 - 共同通信 47NEWS https://this.kiji.is/235688018579144713
< 新しき歌姫の誕生を感じさせるシンガー・ソングライター小暮はなのアルバム「AZUL(アズール)」が発売された。高校1年から東京や京都などのライブハウスで歌ってきた34歳の実力派。アルバムには2008年から11年までポルトガルで活動していた時に作った歌など11曲を収めた。
・・・・
別れの涙も広い海につながっている。小暮の歌には、再生への思いが必ずある。それを凜とした澄んだ歌声で優しく歌いかける。生きて在ることは、素晴らしいなと思える歌ばかりだ。
ポルトガルは伝統歌謡ファドが有名だが、その地でのライブが認められ、今秋スペインで開催のファドフェスティバルに招待された。>
音楽雑誌(ラテン音楽中心なのだろうな)にもCDレビューが載っていた。
http://latinapage.tumblr.com/post/160566166259/%E5%B0%8F%E6%9A%AE%E3%81%AF%E3%81%AA-azul【#DayByDayCDreview】
Hana Kogure /AZUL
< ファドの影響も入り混じったサウンドだとインフォにあったが、聴いてみるとむしろ、吉田拓郎やかぐや姫など70年代前半の日本のニューフォークと、デビュー当時のザバダック風ヨーロピアン・ポップスのテイストがほど良くブレンドされた独自のサウンドで、意外だった。・・・・・関島岳郎、永田雅代、ロケット・マツら腕利きミュージシャンたちのツボをついた演奏に支えられたそれは、架空の国のフォークミュージックのように、懐かしさと斬新な響きが交錯する。・・・・。春一番のざわめきとともに聴きたい。text by オラシオ (月刊ラティーナ2017年5月号掲載)>