KYOTO舞踏館「 黄泉の花」 作・舞踏/由良部正美 ワキ/稲垣三輪子

2017/5/16(火)

由良部正美さんのKYOTO舞踏館での公演、2月にお誘いがあったのに、インフルエンザで行けなかったので、ようやく拝見できた。


アンケートには、舞踏をいままで何回あなたは鑑賞したのかというのがあって、二桁か三桁か。それすら分からなかった。いいのは、見て感じて出て来るフレーズというところ。確かにダンスを言葉化するといっても説明ではなく、詩歌のフレーズが一番出てきやすい。

まずは、夢が身体から染み出すというのが出てきた。当日パンフは暗くて読まなかったが、あとは、鉦の呼応の永遠、狭間の光、息の流離い・・・


由良部さんの舞踏、変わらないなあと思った部分と、ここでソロをすることで、舞踏の真髄を無記名で見せておくというような組み合わせもあり、これは、外国人中心のステージということもあって、ちょっと日本代表ぽい舞踏を見せようという意欲なのかとも思った。私以外はみなさん英語ネイティブ。

でも、日本人にも普通に観てほしいものだし、はじめの鐘の呼応とか、照明の工夫(水の輪のような)とか、意外と照明や音響にも工夫がいろいろあった。

43分ぐらいだったか。そのあと、外国の人からの質問時間も少しあって、俳優志望の若者とか、こんど来た時はドキュメンタリーを取りたいと申し出る女性など熱心にアフタートークをやっている姿にも好感を持った。ワキの稲垣三輪子さん(お能的な舞台だからワキなのだろう)が、ずっと一点を観ていて、目ではなく身体で由良部さんを感じている姿もとても興味深かった。

KYOTO舞踏館上演作品 「 黄泉の花」 作・舞踏/由良部正美 ワキ/稲垣三輪子

20175月より毎週火曜日開催 18:00-/ 20:00- 上演時間 約50分・12回公演 それぞれ公演時間の20分前より受付開始・開場

料金 一 般 3,000円 学生 2,500円 未就学児入場不可

客席数 各公演 限定8席 座席は指定席ではありません

http://www.butohkan.jp/p_02.html より

<私達は、太古から花に魅せられてきました。
祭礼や葬送、式典等、思いの深い場には常に花が添えられてきました。
その儚く散っていく命、つかの間の開花、つまりは儚い美の中に、私たちは時間を超えた世界を感じてきたのでしょう。
この時間を超えた世界を、日本では黄泉(よみ)という言葉で表してきました。
それは、黄泉がえり(甦り)の場でもあります。
死者も住むという黄泉の国は、どこか隔絶した世界にあるのではなく、最も身近にあります。
例えば、眠りの内に、また、言葉の奥に。
私達は、毎夜毎夜、眠りの中で黄泉の国に生き、そして、そこから新たな息吹と共に、帰ってきます。
私達のカラダとは、皮膚の中に孤立した島のようなものではなく、時間も超えた大海原と共にあるものではないでしょうか。
黄泉の息吹が咲かせる花なのではないでしょうか。
舞踏とは、このことの表現だと私は思っています。
カラダで何かを表現することではなく、このカラダ自身が、途方もなく奇跡の花なのだと感じていくことなのです。
観ているあなた自身のカラダとともに。  
2017年春 由良部正美 >

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by kogure613 | 2017-05-16 21:09 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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