国立文楽劇場寄席『第89回 上方演芸特選会』小ホール
2017年 05月 19日
2017/5/19(金)
1限目終わって10:48発の山科駅バスに間に合い、ゆっくりと日本橋へ。
『第89回 上方演芸特選会』。
うちの卒業生で、お茶子をしている姿は時々見かける(桂米二門下)桂二葉(によう)さんのソプラノ落語を初めて遭遇。
なんだか、落語の主人公がおちゃめな少女のようになってしまうかと思ったが、きちんと「子ほめ」(もちろん、上方バージョン)をやっていた。
国立文楽劇場寄席『第89回 上方演芸特選会』 13:00~15:35。仲入10分。高齢者が多いので男トイレも列。
国立文楽劇場小ホール(3階、159席、すこ~しだけ空席。空席以外は満席と出丸さん)
[落 語]桂 二葉(17日・19日)
桂 治門(18日)/桂 三語(20日)
[漫 才]ひこーき雲・・・38歳と36歳。外国人が定員の居酒屋。若干気になる設定ではあったかも。
[浪 曲]春野 恵子・・・「神田松五郎」(曲師:一風亭初月)
[漫 才]三吾・美ユル・・・親子だと言う。確かに美ユルの方が三吾よりも背が高いが顔がそっくり。自分のお母さん、三吾の妻が出て来る下りとか、最後の披露宴での司会と挨拶などなかなかに巧み。自分のお父さんをいじるという芸って珍しいかも。
― 仲 入 ―
[落 語]桂 出丸・・・「替わり目」だろうなとあとで気づく。ほんとによく聴く酔っぱらいの題目でかつとても耳が痛いというもの。でも、帰り、まだまだ暑い夕日を浴びながら、純米酒200ccしてしまったので、影響は大きかったw
[太神楽]豊来家 幸輝・・・地味なのに難しい。確かにそうだなあ、だいかぐら。茶碗に急須。傘に毬。伝統曲芸を集めたステージもみたいなと思う。水芸とかも。
[浪 曲]天中軒 雲月・・・五代目。名古屋在住。さすがの30分。やはり、低音の迫力と余裕。二葉ちゃんもすこしずつ低くなるかもなあ。小林寿太郎が干されていたといきに、魚平さんが出世払いで弁当を届け続けたお話。奥方は病気で病の床という設定。よくある結末なのに十分に聞かせてしまうのがすごいことなり。
<国立文楽劇場は、大阪府大阪市中央区にある劇場。1984年に開館した。文楽劇場と小ホールといった2つの劇場と展示室などが併設されている。大ホールでは、人形浄瑠璃や文楽の公演、演劇、舞踊などがおこなわれている。小ホールでは、奇数月に落語、漫才、浪曲などの興行である上方演芸特選会が開催される。展示室では、芸能資料の閲覧室や文楽人形、三味線などを集めて展示もしている。伝統芸能を支える場として幅広く利用されている。>
文楽劇場 753席
小ホール 159席
<5代目天中軒 雲月(てんちゅうけん うんげつ、1953年(昭和28年)11月25日 - )は、岐阜県出身の浪曲師。一般社団法人日本浪曲協会会員。公益社団法人浪曲親友協会理事。定紋は『上がり藤』。本名、福本幸代(ふくもとさちよ)(旧姓、内藤)。
1968年2月に名古屋中日劇場にて、4代目天中軒雲月に入門し月子、1969年に「若き日の小村寿太郎」で初舞台。後に独立。1981年9月に名古屋御園座「東西顔見世豪華浪曲名人大会」にて真打昇進披露。2009年8月10日に5代目天中軒雲月襲名。2011年大阪府知事表彰。
古典演目として『忠臣蔵外伝』『佐倉義民伝』『決戦巌流島』ほか。>