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湊かなえ『望郷』 平野啓一郎『「カッコいい」とは何か』

2019/10/13(日)

校務、長いが去年に比べれば無事に。

読んだ本。

平野啓一郎『「カッコいい」とは何か』講談社現代新書、2019.7

湊かなえ『望郷』2016年、文春文庫、2016年、単行本、2013年。

因島出身。白綱島。短編で同じ場所。広島県尾道市が橋の先。

https://wakatake-topics.com/?p=4062

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<湊かなえ「望郷」は昨年ドラマ化もされた連作短編集ですが、今度は映画化も発表されましたね。

これで全6編のうち「みかんの花」「海の星」「雲の糸」がドラマ化、「夢の国」「光の航路」が映画化されることになり、ほとんど映像化を果たしたことになります。

残りの「石の十字架」は設定上映像化しにくい作品

小説「望郷」は湊かなえさんの出身地である広島県尾道市因島をモデルとした「白綱島」を舞台にした連作短編集。

各話ごとに登場人物も異なり、話がクロスすることもありませんが「白綱島」という共通した風土背景が全体に統一感のある雰囲気をかもし出しています。

田舎の島暮らし特有の不自由さや人間関係をリアルに描写しつつしかしてそれらの物語は「ミステリー短編」でもあるのです。

読者を「あっ!」と言わせてくれる結末になっているのは、さすが湊かなえ!という感じでしょうか。>


by kogure613 | 2019-10-13 21:56 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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