朱川湊人『わくらば日記』 貴志祐介『十三番目の人格(メルソナ)―ISOLA―』
2019年 11月 05日
2019/11/5(火)
2回生ゼミ、14時半から校務。
読んでいた小説。
貴志祐介『十三番目の人格(メルソナ)―ISOLA―』角川ホラー文庫、1996年。
https://ara-suji.com/novel/2661/
<時は世紀末..阪神大震災の混乱の中を由香里は歩いていました。由香里は震災で心のケアが必要な人達に積極的に寄り添い、トラウマを和らげるための手伝いをしていたのです。その最中に解離性同一性障害を患う千尋と出会います。千尋の中に宿る異端な人格「イソラ」の存在に由香里は恐怖を覚えます。このお話は「イソラ」を巡って奔走する人間たちを描いた作品です。>
朱川湊人『わくらば日記』角川文庫、2009年。
<人や場所の過去を「見る」ことができる不思議な力を持ち、事件などの解決に協力しながらも夭折した姉・鈴音と過ごした日々が、数十年後の妹の和歌子の視点で語られる。
タイトルの「わくらば」には、草木の若葉を意味する「嫩葉」と、病気になった葉を意味する「病葉」の2つの意味があり、溌剌とした少女・和歌子と病弱な姉・鈴音を暗示している。>