舛田利雄『あゝ、ひめゆりの塔』、蔵原惟繕『愛と死の記録』
2019年 12月 30日
2019/12/30(月)
すこしだけ掃除。プラスチックごみの回収が1/8以降なので、困る。プラでない不燃ごみを集めて出す。
観た映画。
どちらも、日活で、吉永小百合(1945.3生まれ)さんが主演。10代の頃。
舛田利雄『あゝ、ひめゆりの塔』1968年、125分、日活。
吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子。
歌が多く、結構、明るい少女たちが眩しいところもある。
ナレーターの内藤武敏さん、声で顔が浮かんだ。
<太平洋戦争末期。本土決戦を目前に、日本軍は米軍の進撃を食い止めるために、沖縄に前線基地を置いた。 そして、米軍は日に日に日本軍を倒し、沖縄は空襲や爆撃を受けて島が燃えてゆく(沖縄戦)。そんな中、沖縄師範学校の生徒たちはいかにして生き残っていくのだろうか。モノクロ映像で描く戦争超大作。>
蔵原惟繕『愛と死の記録』1966年、92分、日活。
吉永小百合、渡瀬哲也、芦川いづみ。
広島での被爆。孤児。和江か幸雄、どちらが「死」へと向かうのかと最初わからなかった。
<ある朝、和江は勤め先の楽器店の前で危うくオートバイにはねられそうになり、持っていたレコードを割ってしまった。オートバイに乗っていた青年・幸雄は、弁償を断わる和江に無理矢理お金を置いていった。幸雄は、この小さな事件を見ていた和江の同僚ふみ子の恋人・藤井と同じ印刷会社に勤める親友だった。そこで二人を仲良くさせようと一計を案じたふみ子と藤井により、和江と幸雄は近くの公園で会うことになった。親友のいたずらと知った二人は驚いたが、すっかり打ち解けた。日曜日、和江たち四人は二台のオートバイで広島湾に遊びにいった。楽しい昼食のあとで二組に別れると、静かな砂浜で和江と幸雄は自然に溢れくる愛を感じていた。二人は毎日のように会った。幸雄の恋を聞いた同僚たちは大いに冷やかし、祝福した。ただ幸雄の親代わりになっている製版班長の岩井だけは、深刻な表情をみせた。幸雄は被爆者で、四才のときに父母は死んだ。苛酷な運命を忘れかけたころに発病して入院したが、四ヶ月で回復。その後、岩井の世話で印刷会社に入ったのだ。>