新春能狂言 能「小鍛冶 白頭」〜喜多流〜 観音寺遺跡(徳島県)の木簡
2023年 01月 22日
2023/1/22(日)
旧暦のお正月だ。
でも、寒い。ドアの外に出たのはゴミ捨てのみ。
ケアマネジャーさんの訪問あり。
居宅介護支援事務所が変更されたからだ。
日曜日なのにご苦労さま。
明るい人で、結構、音楽とか好きな感じ。
山本太郎の話を聞きながら、読書したりしている。
また、藤井一至さん、土の研究者の文庫。『大地の5億年』2022年、山と渓谷社。
木簡の話があったり、やはり、幅が広いのが楽しいところ。
ただ、調べたくなるので全然進まない。
難波津に咲くやこの花冬ごもり
今は春べと 咲くやこの花
この歌の前半部が、観音寺遺跡(徳島県)の木簡に書いてあって、それは7世紀末という。万葉集編纂よりも前ということになって、びっくりする。では、ここの「花」は桜じゃなくて梅?とか。「この花」は「木の花」が掛かっているらしいし。
ずっと観ていなかった、新暦のお正月番組をようやく見る。
後半の狐の帽子が本当に面白いし、白頭は、迫力がある。
新春能狂言 能「小鍛冶 白頭」〜喜多流〜
シテ:香川靖嗣(かがわやすし)
<夢のお告げを受けた一条天皇は、刀匠、三條小鍛冶宗近(ワキ)に剣を打つよう命じます。しかし、宗近は自分と同等の相鎚を打つ者がいないために打てないと一度は断ります。が、天皇の命令、断り切ることはできない。そこで氏神である稲荷明神に参詣します。
すると、不思議な老人(前シテ)が現れて言葉を交わします。老人は剣の威徳を称える中国や日本の故事を語り、自分が相鎚を勤めようと約束して稲荷山に消えて行った。
宗近が鍛冶壇に上がって礼拝をしていると稲荷明神のご神体(後シテ)が狐の精霊の姿で現れ、ともに剣を鍛え上げるのです。
『小鍛冶』の前シテは通常は童子ですが、白頭になると尉(老人)に、後シテが赤頭から白頭になり、スケールの大きな存在の霊狐になって、地謡、囃子は緩急をつけて奏します。>