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あさ、こぐれ日記を書こうとして、「きっこの日記」をつらつら読んでしまう

あさ、こぐれ日記を書こうとして、「きっこの日記」こちらが、ブログだった)を、日経ビジネスのサイトの立花隆のコラムで知って、つらつらと読んでしまう。かなり、年季の入ったブロガー、というかパソコン通信時代から書いている人のような感触すらする。

昨夜からはじめたこぐれ日記4つを久しぶりに書く。一年のまとめという感じであるが、その最後のところを少しだけ。全部はまぐまぐ配信にてのちほどに
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【2005年12月】
演劇4本、ダンス2本(+2は予定)、音楽0本、美術3本、映像2本、合わせて11本(13本プラスα)。
ダンスは、珍しくこのあと、25日にヤザキタケシ、29日に花嵐。音楽や美術、映画も何か見るかも知れないが、ここではこれでいいだろう。

ということで、予定を入れて、2005年の合計が290本。300本(これには映画だけライブ以外も入れているので少し水増しではあるが、それ以外はライブの数字)を切ったのは、10年以上前にしかなかったことだろうと思う。この一年、演劇83本、ダンス41本、音楽(伝統芸能含む)39本、美術82本、映像45本である。ちょっと、ダンスも来年からは見ようかなと思ったりもしている。手始めはシゲヤン(1/8)やヤザキタケシ(1/13)、藤田一(1/14)など。

さあ、どんなアーツが来年は待っているのか。もう300本になることはないにしても、ぷっつんにはけしてならず、地味に見ていこうと思っている。文化政策的にも、栗東市さきらなど公立文化施設における指定管理者制度の適用の動き(実質のタイプリミットが来年3月議会になるため)など、先月から今月にかけて(来年も続くが)目が離せない月でもあった。
そのあと、13時からNHKBS2で「無法松の一生」(1943年作品のリメイク第1弾、1958年、稲垣浩監督。三船俊郎、高峰秀子、芥川比呂志、笠智衆)をみだしたら、最後まで見てしまう。もちろん、落涙、はなみず・・。小倉祇園太鼓は実は創作だったとか、そういうことを思い出しながら。

さて、イギリスでは女王陛下の誕生日は祝日なのかなあと思ったら、どうもそういう祝日はないようだ。ところが、タイやカンボジアでは国王の誕生日は盛大な祝祭となるという。日本はまあ一応アジア系なのね。でも、先代の国王、先々代はとばしてその前の国王の誕生日も祝日にするというような手厚い皇祖皇宗の国は珍しいだろう。

美術館「えき」にて、ベオグラード国立美術館所蔵「フランス近代絵画展」を視たあと、京都文化博物館にて、「柳宗悦の民藝と巨匠たち展」を楽しむ。楽屋など何気ないダンサーの瞬間を描いたドガが印象派のなかでは一番心惹かれるので、それを中心に見ていく。かなり大勢の作家の作品が少量ずつあって、教科書的な学習に最適で、こういう展覧会を授業に使うことができるだけの余裕があればいいなあとつい思ってしまう。もちろん、バーナード・リーチや棟方志功、富本憲吉、河合寛次郎、芹沢銈介、濱田庄司、黒田辰秋を一気に概観できる後者の展覧会も学習に最適なのは同じこと(1/29まであるので、ぜひ来月に紹介しなくちゃいけない)。木喰上人(もくじきしょうにん)のことも勉強になる。

京都芸術センターセレクションvol.20、山下残ダンス公演『船乗りたち』。床が甲板以上に揺れる。重心を保つのは至難の技。だから主人公はその甲板であって、船乗りには、ラスト明かりがそれぞれともってやっとここで彼らの存在にも気持ちが行くが、でも、それは一瞬で、結局甲板の浮き上がりがきれいに残るのみ。

しごく単純なことを通じて、複雑怪奇な世界を提示する(示唆する)というあり方を一つの表現方法論として書いたことがあったが、この作品は、ちょうどこの前(12/16)のトリコA(そこでは複雑な表現でシンプルな世界把握をもたらそうとしたものだと思われた)と生反対で、つまり、このあり方であると思っていいかもしれないと帰りに思ったりもした。ただし、両者に通じていえるのは、終わりよければすべて帳消しということ。
Tracked from 万歳!映画パラダイス〜京.. at 2006-08-01 22:29
タイトル : 富本憲吉も生誕120年だったのだ
 ついこのあいだまで、「生誕120年 藤田嗣治展」が開催されていた京都国立近代美術館で、こんどは「生誕120年 富本憲吉展」が開かれている。昨日、オープニングレセプションがあったので、行ってきた。藤田と富本は東京美術学校(現芸大)でも同期で、マンドリンク....... more
by kogure613 | 2005-12-23 08:07 | こぐれ日録 | Trackback(1) | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob