ジョン・ロールズ 正義justiceの原理について ちょこっとだけ
2007年 03月 27日
一日中、家の中。
ジョン・ロールズの正義の二原理を何度か反芻する。
引用・参考サイト:
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/rawls.htm
http://www.ne.jp/asahi/village/good/rawls.htm
文化政策に、この原則をどう対応させるのかについて。
第一の原理は、平等な自由の原理。文化(表現・享受)における自由権である。
ジョン・ロールズの第一原理
「各人は、基本的自由に対する平等の権利を持つべきである。その基本的自由は、他の人々の同様な自由と両立しうる限りにおいて、最大限広範囲にわたる自由でなければならない。」(平等な自由の原理)
第二の原理、これが、社会的・経済的不平等(格差)への対応となるので、文化的社会権ということになろうか。次世代における文化資本形成は、公正な機会均等原理の応用(センの潜在能力論とのつながり)だろう。問題は、最も不遇な人たちの文化生活を改善することという格差原理が文化政策ではどのように発動しているかということになるか。
ジョン・ロールズの第二の原理
「社会的・経済的不平等が
a)平等な機会のもとでの公正な競争の結果生じたものに限られること(公正な機会均等原理)
b)社会の中で最も不遇な生活をしいられている人びとの境遇を最大限改善するものであること(格差原理)」
夜、DVDでフェリーニのローマを見ていたのだが、今日一日眠くて、途中までにして早々に寝る。
リベラル(自由)の中に
いや、リベラルという権利を維持させるために
社会契約という約束事を自ら参画し、守ることができるか
ということにかかっている。
この点がやはり、大きな課題のひとつであると思う。