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東京都の行政研究を読む(新銀行東京)&ゆるキャラ(香川情報)

なるほどねえ。
市場原理を働かすべき分野(産業競争)&地域(大東京)に行政+政治が手を出すとこうなるのですね。(産業振興は、新自由主義でなくても、下手に市場から撤退すべきアクターを保護するようなことを行政がして、競争的市場環境を乱してはいけないはずだし、しかも、一番有利なはずな東京だし)

話はどうでもいいことですが、ネーミングだけは最近かっこいいものが多いですね。
この銀行名もまあ、そうだし(ただ「新」がつく組織や施設はおおむね数年経てば旧になりやがて滅びます)、行政の天下り外郭団体も、何とか機構とか言って、名前だけはかっこいい。

文化施設が文化機構(この場合の機構の元英語は、インスティテュートで、外郭団体の英語名はどうもエージェンシーのようです。確かにリージェンシー=行政の隠れ蓑代理か)になるべきだ、というアーツマネジメント論でよく使うのですが。でもねえ、これが緑資源機構みたいに林道作るだけの外郭団体だと説得力がなくなるなあ・・。

○ あとは、ゆるキャラの横行という現象も話題だなあ(わたしが知らないだけで、もう衰退?)。ひこにゃん(出たときは、それってどう?という反応もあったようだが)とかいうのが成功例で(おほん、ドアラもそうですが)、失敗例はいっぱいとかで。
自治体キャラクター着ぐるみを国民文化祭に呼ぶというのはどうだろう?すだちくんのように活躍しているのも、そうでないのもご一緒にして・・・京都ももちろんすでに作って倉庫に眠っている連中を復興して・・・

○ 香川がゆるキャラ多産地域という記事と一緒に、香川県内の美術館情報も。http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/409/index.htm
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/415/index.htm



http://diamond.jp/series/uesugi/10022/?page=3の一部引用
 そこで、窮した石原陣営は、当時の豪腕な副知事を中心に「箇所付け」よろしく、選挙を控えた議員たちから、進んで「融資先陳情」を受け入れ始めたのだ。

 都議たちにとっても渡りに船だった。地元経済は疲弊している。かつての後援会組織は壊滅し、支持者でもある中小企業経営者たちからは陳情の嵐がやって来ていた。

 そうした中、新銀行東京が設立された。利用しない手はない。

 こうして、石原のメンツと、選挙を控えた都議の利害が一致し、「共犯」として、展望のない新銀行の運営を後押ししたのである。

 当時、自民党と公明党のそれぞれのドンは、自らの選挙区にある、債務返済不可能な不良企業のいくつかを、副知事とともに「融資リスト」に押し込んだ。2005年当時の筆者の取材ノートに、その一部リストが残っている。こうした「口利き」が横行したため、新銀行東京は、その設立当初から経営難を噂されることになったのだ。

by kogure613 | 2008-03-28 17:11 | 情報収集 | Trackback | Comments(0)

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