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10/18 めくるめく紙芝居再演あり & 劇団態変『すがた現す者』

9/27(土)
12時から15時まで、いつもの山科青少年活動センターへ。
でも、いつものゆったりワークショップではない。いつもとは違う、公演前の段取りや稽古がびっしりのめくるめく紙芝居プロジェクト(メック)の3時間だった。
でも、メックの新たな挑戦として、メック・シュー団をつくりたいなあ(そして、声がかかればユニットなどいろんな形と演目を見繕って出かけるチンドン屋さん的ありかた)と思っていたので、一つのきっかけとはなるかも知れない。

なんと、学生が自分たちで公演するよう企画したのだった。びっくり。
それも来月(10/18)。清水焼団地で「楽陶祭」があるそうだが、そのステージに出るというのだ。
ただし、ではけを入れて30分。でも、新作を作る余裕などない。できれば、太陽クラブのみんなが中心となるようなものができればなあという理想(20分ぐらいで完結できるポータブルな紙芝居~だから、巻紙ではなくもともとの形、大判でもいいが~をいくつか作って組み合わせるものを想定していた)など言っていられない。

逆にこの前の公演(3/30)から半年なので、「京都プチ山うさぎ事件簿」を少しは記憶してもらっているだろうから、ということだろうか、再演することになっていた、でも30分バージョンということになる。
したがって、紙芝居を読むのを障碍のあるみんなで交代に読む余裕はない。そのかわり、ゆずこちゃんダンスや山下残体操、リンボーダンスなどは短くでも目いっぱいにやってもらわなくちゃ、と心の中では思って、でも、まあ、なるようになるさと思いつつ、3時間をすごす。

終わってから、まだ決まっていないようなので、10/18、15時半からの30分(当初14時を希望していたが、こちらに変更)をメック公演にあててもらうことにした。もちろん、無料。清水焼団地(バスが山科駅などから出ている)の駐車場に特設ステージが作られるのだそうだ。そのあと16時までいろいろステージが用意されているようだし、「楽陶祭」というイベントは気楽なものは、多いので、メックって一度は見てみたい人も、その回りもなにやらあるのでぜひお越しください(13時から、バチホリックという京都ではなかなか活躍していてうちの大学でも演奏してくれたこともある、立命館大ルーツの和太鼓演奏もあるので、それとペアで見ていただくと、ちょうどいい感じかも)。

ただし、にわか再演なので美術の井上信太さんが再製作する余裕がないかも知れないし、半屋外らしいので、防寒などもよろしく!。それにしても、こんなに急なのに、信太さんや、残さん、そして、ハナジョスのみなさん(アルムちゃんも、風邪を引かなかったら出てくれるだろう)も何とか出てくれるなんて、望外の幸せだ。

山科のユニクロでパーカーを防寒用に買って、扇町公園特設NGR雷魚テントへ。今日が最終日。
劇団態変『すがた現す者』19:30から110分程度。作・演出:金満里。男は旅に出た-チェ・ゲバラ。
テントの上部が風で揺れて音をたてる。待っている間、外気の変化に身をおく。日が暮れて、公園のライトも少し心細げ。年配の女性の横に座って、天気の話。そちらは、昨日雨が降りましたか、と聞かれて、どちらから?と聞くと、氷見ですと。ああ、雨晴の氷見、富山から、とびっくり(金さんの関係のものです、とのこと)。昔からの富山の家は広すぎて若者がすまなくなったこと、だから、年寄りは一部だけを使って住んでいることなどの話から、とれたての鰯の皮をむいて食べるとどんなに美味しいか!という話などをしているとあっという間に開場だ。

今回の主役は若手(年齢ではなく、少し最近に参加した俳優という意味でもあるが)だった。かってに小泉ゆうすけがチェ・ゲバラだと想定してみていたので、彼がチェ・ゲバラ(上月陽平:たぶん)の友人だったとは意外だった。そのあとは、チェ・ゲバラの伝記のあらすじを当日パンフで読んでいたので、一応、それをなぞりながら進行していたように思う。

ふと、教会で中世に演じられたキリストの伝記に基づく劇もこんな感じで進められたのかも知れないなあと思ったりする。生音、今回はアルゼンチンギターや南米の縦笛や打楽器だったが、教会だったら、オルガン。リュートは使われたかどうか、でも、そんな感じだ。
日本では、壬生狂言とかに似ているのかも知れない。
無言劇。最近の態変は、ダンス的身体表現が冒頭以外は少し控えめにして、必要最小限の台詞のないマイム劇で、いま、ここで、忘れてはいけないことについて、黙って物語ることに挑戦しているのかも知れなかった。もちろん、北角和恵の堂々とした振る舞い的ダンスにうっとりとしたし、小泉ゆうすけのマイム(足指を巧みに操るコップ使いもあざやか)だけではない、床にたたきつける体の痛さをばねにするダンスはもちろん健在ではあるのだが。
by kogure613 | 2008-09-27 23:53 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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