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第2回 年の瀬ピクニック「愛と表現のために」

12/30(火)
去年は第1回目でずいぶん緊張したのかも知れない。

年の瀬ピクニック「愛と表現のために」

個人テーマ<幽霊のように日本が暮れる。妖怪とともに藝術は唄う。嘘の光を消せ 大阪に闇を>


シャボン玉をとばすのは、すこしだけ、ゲリラ的だったようにも思える。今年より風が強かったかも。
今年は天気がほかほかしていて、人数が少なく(去年は25名ほどだったみたい)なんだか、ほんとにピクニックだった。上田假奈代さんのブログ参照→◎・・たしかにあっという間だった。

カリンバが数個あって、これがいい音を出していた。ガードの下を通るときには、とくに洞窟で水が漏れるような、そうそう、水琴窟のような・・
まるで通行人に邪魔をしない。信号待のとき、小さな子連れの女性にいい音ですね、何ですか?とたずねられてうれしかった。わたしが後半貸していただいたカリンバはヨナ抜き音階みたいだった。
黒門市場はけっこうにぎわっていて大不況という感じはしなかった。上海新天地があった。

メッセージもあんまりなく地味にしていた。警察の方々はけっこういらっしゃって、さいご、スーパー玉出までご一緒だった。8名が一緒に歩き、4名が私たちを探して彗星のように御堂筋と堺筋を往復したという。

歩きながら、西成の親戚の家で暮れ、餅つきをしたこと、酒屋だったので飲み屋もしていて(立ち飲みではなく椅子はあったとは思うが)、親戚のおっちゃんのかんとだき、とくに鯨のコロの味を思い出していた。おわって、ココルームにて、かになべ、1500円。出汁がほんのり甘くておいしい。大阪の味だ。阪大の女子学生がそこで越冬闘争を手伝っていた。それにしても男性、中高年比率が異常に高い町が釜ヶ崎だ。

私は、一応、ダンボールで箱男になるものを用意したが、来年年男になる二人にやってもらうことにした。そのダンボールを入れる紙袋(COMME ÇA ISM)に、以下のような地味なメッセージを書いただけで歩く。
《愛と表現のために 年の瀬ピクニック》
幽霊 の ように(COMME ÇA ISM)日本が暮れる。
妖怪 と ともに (COMME ÇA ISM) 藝術は唄う。
嘘の 光 を 消せ
大 阪 に 闇 を
(COMME ÇA ISMって、主義っぽい? とかいう意味かな。なんだか偶然なのに幽霊主義と妖怪主義のデモフレーズに混じっていて)

エイラクヤの骸骨の手ぬぐいを持ってきたが、これは、どうもうまく活用できなかった。
熊谷市出身の東京から深夜バスで来た若い女性(彼女は途中日本橋から滋賀の北部の神社に向かった)に、その赤い手ぬぐいに書かれていた字を尋ねられて、菩薩と夜叉しか読めなかった。
帰り、外面と内心は読めたが、外面◎菩薩、内心◎夜叉の◎が分からなかった。ようやく、検索して◎が如しの「如」であることがわかる。変体仮名だと思い込んでいたのが失敗だった。

《外面如菩薩  内心如夜叉》
(この意味を、辞典的ではなく、自分流に解釈すると、外面はニコニコお散歩ピクニックだが、心の内はもう怒りで沸騰しているのだ、ということになるかもしれない・・・)

三角公園で一緒にパレードしたたまちゃんが音響をしているので、
みんなと一緒にたちすくんで聴いた。越冬まつり。
焚き火が数箇所。焚き火の火の粉を久しぶりに浴びた。
カップ酒、白鹿、130円。このあたりの物価は異様に安い。
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by kogure613 | 2008-12-30 23:39 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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