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『パリところどころ PARIS VU PAR...』 & 葬式演劇祭(仮称)

2/22(月)
夜、精華小劇場にだけ外出する予定だったが、億劫になりやめる。
映画などを見て過ごす。つい眠くなるようになったのは、年のせいもあるが飲酒も問題があるのでは?と妻に言われている。少し控えよう。

ずっとツイッターのタイムラインを眺めたり、さえずったりして時間が過ぎる
でも葬式演劇祭(仮称)のような話がかってに起きていたり、ツイッターが起点となって文化プロデュースが行われる可能性もあるのかも知れない。
http://togetter.com/li/6665

途中まで見ていて、ようやく最後まで見たのは、NHKスペシャル映像の世紀第9集『ベトナムの衝撃―アメリカ社会が揺らぎ始めた』1995.12.6放送、74分。ここまでしか買っていないが、20世紀の世界史を復習するのはもってこいのもの。ベトナムの僧侶の抗議焼身自殺の映像とウッドストック音楽祭のマリファナ・ヌード映像が混淆する時代。

エリック・ロメール追悼ということもあって買っておいたのは、6名のヌーヴェル・ヴァーグ監督によるオムニバス映画『パリところどころ PARIS VU PAR...』97分、1965年(ヌーヴェル・ヴァーグ時代の終焉期でもある)。それぞれ12分~18分。
路上を歩いて、あるいは走って移動したり、素人を使ったり。偶然の効果とか無造作な構図とか。低予算で16ミリというのも一定の効果。でも、尻切れトンボに終わって気がつくと次に行っているというときもあった。

① ジャン=ダニル・ボレ監督。声の低い娼婦とおどおどした青年。スパゲッティの食事のシーンが印象的。その食事分のお金だけ返そうとする娼婦。
② ジャン・ルーシュ監督。小さなアパートを購入した若夫婦。でも隣に大きな建物が建設されて、いらいら。そこに変な男、思いがけない結末。
③ ジャン・ドゥーシュ監督。フランスに来る米国人というテーマは結構フランス映画にはよく出てくる。二人の男がとりかえばや、の世界。
④ エリック・ロメール監督。主題は「エトワール広場」そのもの。車の間を走り抜ける人たち。傘の凶器性、スポーツ新聞、メトロでの婦人二人との関係。ぐるぐる回ってまた会ってしまう滑稽。舌打ちする都市の一こま。喜劇的でだいたいが男女間の小話風なのに、これは、シャツの販売員の悪夢のようでひたすら平凡な日常風景。
⑤ ジャン=シュック・ゴダール監督。若い女が可愛いモデル風。手紙を二つ書いて封をする、なめて。そして特急便みたいなポストへ。おお、しまったわ、二人の男への手紙の内容が間違ったみたい。あわてて、二人の男のもとへ・・・ところが。コメディの基本。鉄の造形作家が本物だそうだ。
⑥ クロード・シャブロル監督。家族の意思疎通はない。父親はメイドと浮気、母親は冷めている。ぼく(中学1年生ぐらいかな?)は無視して、音がなくなったりもする。
by kogure613 | 2010-02-22 23:44 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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