第5回かえっこバザールinやましな、じゅんびかんりょう
2010年 05月 29日
明日には二つ催し物があり自分が関係者なのでばたつくだろうと思いつつ、朝はのんびり。
3回生ゼミ生の一人が、ふるさと創生(一億円事業)を研究するというので、古い本を4冊ほど注文していて、最後に届いたのが、首相になる直前、自民党幹事長時代の竹下登さんが出した『私の「ふるさと創生論」 素晴らしい国日本』(講談社、1987年11月)。
読んでみて、けっこうこの時代のことを思い出す箇所があって面白かった。
昭和62年は、一人当たり国民総生産が、《おそらく「まぎれもない世界一」になるだろう。しかも日本は諸外国に比べて貧富の差が著しく少ない」というところから、「今の日本は、素晴らしい国だ」という論述が始まっている。p4
で、結論は以下のようなもの。p183
ところで、私は自分の考えている『ふるさと創生』とは何なのかと振り返ってみると、要するに楽しさの追求、日本国民すべてがより幸せで楽しい人生を歩めるような日本列島を創造し、世界の人びとの期待に応えていくことではないか、という気がする。
楽しい社会、楽しい人生。それには安全で豊かであることが欠かせない条件である。同時にまた、誇りの持てること、自ら調べること、そして未来に対して夢の持てることが必要であろう。・・・・
「自ら調べる」ことの大切さとは、情報の自主収集決定権につながる。とくに竹下さんの場合は地域分権として、「自ら考え自ら行う地域づくり事業」としての一億円交付税措置へとなったのかも知れない。
13時から大学院のリサーチプロジェクト。
ぼくの受け持ちの院生の発表を一番初めにしてもらおうと思ったが、大部の資料(彼は21ページもの韓国語の翻訳などをしていた)のため、すこし遅くなり、いささか、第5回かえっこバザールinやましなの準備とクロスする形になったが、発表も、準備も無事終わる。
昼間はかなり気温が上がったが、17時をすぎるとぐっと冷える、山科別院、東御坊さん。
門が閉まって、自由帳という別の企画をやっている学生さんがどうして外に出るのか、困って聴きに来る。
ブルーシートを7枚買ったが、薄くて安いものがけっこう大きくて、4枚でよかったかも知れない。
山科駅のトーカイで山科ー大阪(新大阪)の昼休日得割を510円で買わせようとしたら、となりに自動販売機があり、500円となっていて、びっくり。