『歌旅―中島みゆきコンサートツアー2007』を教材としてみる
2010年 09月 25日
隔週で行われるアーツ演習Ⅱ。
9501教室でするのは、でかすぎるのだが、映像を見ることがおおいのと、ぼくが何か忘れたらすぐに研究室にとりにいけるので、ここにしている。
19名。どうも、土曜日に、他の授業が振り替え学外授業をすることが多いために、学生は受講しずらいというのだ。いっそ、ぼくは日曜日にしたいのだが、事務局は休みなのでやってくれそうにはないな。
いずれにせよ、オリエンテーションとしての文化概念と芸術概念の整理、分類。
そして、音楽のはじめは、瀧廉太郎論とした。
帰って、次にする、中島みゆき論の資料研究のため、『歌旅―中島みゆきコンサートツアー2007』を見る。160分・・・ふー。19曲。
正直、1975年から10年足らずに作られた歌とそのアルバム構成が一番好きだし評価しているので、最近(2006~7)の歌(そして、声)には、どこかちょっとしらじらしい感じ(あるいは、達成したことによる余裕の表現)が否めないのだが、声の種類にはいまさらながら驚嘆するし、映像にはさまれるバックステージのあたりは、とても教材として使えるなとは思う。でも、50歳代にして、この声の多様さ、体や心のしなやかさはさすがである。
ユーミンとの比較もしておきたいが、3時間の授業タイムでそれができるかどうか、しばし、考えよう。
あとで、1990年代の夜会の中古ビデオがアマゾンで売っていたので、注文しておく。ファーストアルバムをCDで聞きながら天沢退二郎さんの評論を読むという出だしにしようかと思ったが、映像で補うのもいいかも知れないので。一応念のための作業。