金満里ソロ公演『天にもぐり地にのぼる』メタモルホール
2012年 05月 25日
夜は、待ちに待った金満里ソロ公演『天にもぐり地にのぼる』約1時間。
いつもは集まりに使わせていただいているメタモルホールが30席の極小小劇場になっている。
2階もカフェギャラリーになり、コミュニティアーツプレースとしての純化が今年度からの劇団態変、イマージュの門出でもある。いま、彼女をフィーチャーしたドキュメント的映画づくりの最中らしくて、その関連のカメラが始まる前通りにあった。
劇団態変公演のときの金さんは、最近、だいたい背後にいて、要的な、どちらかというと動かない役割であるように思っていた(前はもっと絡んだり、強く出てきたりしていた気がしていて)。
もちろん、そのときでも、微震する床にある身体の存在感は大きいが、やはり作・演出家、代表としての要的存在としてあり、故福森慶之介さんらの公演のときなどは、プロデューサー、アーツマネージャー的の役割も果たしていたし、これからもますます、全体の態変のディレクションと個々人の活躍サポートに回ることが多くなるだろうと思う。
したがって、彼女のソロは逆にとても貴重であり、彼女の前に見たソロと比べることで、その作家性とともに、身体表現者としての世界との向かい方のいまを感じることができるのである。
安心感のあるステージであるサルプリや冒頭のパンドラの匣を開けるまでの逡巡しながらの多動性、終わりに向かっての「龍」の化身としての決意・・・。それにしても、第2場面の「世の悪」のちっぽけな球内の「火」のバカ馬鹿さとそれに右往左往する日本人たちをどうしても思ってしまって、汗びしょになる。
近くの餃子屋さんで生ビールがうまかったけれど・・
2限目アーツマネジメント論、137名、3限目、2回生ゼミ。5/20に来ていなかった6名ぐらいにアンケート集計などの作業をしてもらう。参加したゼミ生の良かった点、反省点、改善点をその場で書いてもらって、それのまとめ、そして、6/17のチラシ作りである。
かえっこカードも少しなくなってきているので、バンダナとか新しい手ぬぐい(これは僕が欲しいw)とか幟とか、選んでもらおうとも思っている。企画を実施するときに、そういう関連グッズっていうものの役割を勉強してもらうことが大事だから。もちろん、自分たちで創発的につくることも大事であるので、その両方の使い分けも要点なり。