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名古屋の得三で、北海道浦河町に住むかつて破滅系といわれていた「ガロ」な漫画家に出会う

断酒暦中断。
一度大学に行かないでもいいや、と思い出すと足が遠のく。ヒロシらがカフェとかやっているみたいだけどね。マンダリンカフェ

お袋からどらねこに飴あげてねと言われたことを思い出し、宇治茶飴をプラットホームに出ていたおばあちゃん店で買ってから、名古屋へ。今池駅下車。得三をチェック。隣の名古屋シネマテークをのぞく。ここには一度来たことがある。『トニー滝谷』か。うさぎがイッセー尾形にがっかりしていた映画(りえちゃんはよかったそうだが)、いずれにせよ(残念ながら)、すでに始まっていた。偶然神谷一義さんに会って、はなちゃんらはもうすぐ来るはずです、といわれる。でも、どうしてここに?いや、仕事もあって(これは嘘というか、まちとそのアーツの在り処を観察すればみんなぼくの仕事なので、嘘でもない)・・とあいまいに答える。

栄駅までもどって、パルコへ。タワーレコードでbounceを見る。3/25号でちょっと小暮はななどについて書いてくれる予定の井口啓子さんというスーパーでチーママなライターのコラムをチェック(今回は「メトロ大學」だって)。世界のあちこちの音楽の話題のなかで、大阪(京都など関西)もそういう世界のあちこちの一つとして紹介されているというわけ。

どんな映画なのか、メジャーかそうでないかも知らずに(場所的には、starcatの~正確にはCATV会社で映画興行は、スターキャットエンタープライズという子会社による~映画館で、シネマスコーレ、名古屋シネマテーク、名演劇場のミニシアター3館よりちょいメジャーよりな京都では京都シネマ的なポジションかなあと思う)、8階のセンチュリー・シネマでしていた「ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~」を見る。主演(ボビー・ダーリンという37歳心臓病亡くなったエンターテナーを熱演)のケヴィン・スペーシーが監督。こんなに大きなスクリーンで映画を見たのは、20年ぶりぐらいかなあ。人もまばら。

期待していなかったが(こんな「the」なる邦題、誰だってひどい映画だと思うでしょう)、なかなかにダンスも歌も伴奏も面白かった。ダンスって、この時代(1950年代ぐらいのイメージ)、こんなに忙しく踊っていたのかどうかアメリカといえど疑問にも思ったが、飽きずに見られたし、ミュージカルを毛嫌いしているぼくだけれど、これぐらいの質だったら見てもいいかもと思ったぐらい。オートバイでサンドラ・ディー(ケイト・ボスワース)を後ろに乗せていくシーンや、オスカーが取れずに自分の車にあたっているとサンドラが戻ってきて一緒に座るシーンとか、スターの夫婦のむずかしさ、その一人息子の寂しさなど、なかなかにヒューマンな映画である。

今池に戻って得三に入る。一度は行ってみたかった名古屋のライブハウス。青いビルの2階。広々していて、はなもやりやすかったとあとでいっていた。まずまずの入り。それは、いとうたかおさんが地元だし、何より鈴木翁二さんが愛知県出身だったからかも知れない。とても長い間の空白のあとの登場である。最後に歌った鈴木翁二の目の下に青い色が塗られ、口の下には赤いネコみたいな色。戦後戻ってきた兵隊のような、そんな風貌。声はよく通る。

小暮はなは、ウタタネとしてだが、名古屋初登場で、バンバンさんとかスーツで来てくれている。「kirakira-そっと夜の国-/ウタタネ」のCDが5月に発売延期になり、そのなかで比較的うまく完成に近づいたのであろう4曲入りのCD-Rを無料に配っているあたり、神谷さんらしいが、でも、なんだかもったいないようにも思う。5月に出すCDいいのにして、売れるようにしてね。

ウタタネは8曲だが、はなは「少年」がメインであとは、「きれいな葉っぱ(きれいなともだちと大きな葉っぱの掛け合い)」の葉っぱの分だけがソロなので、端にいて目立たず、でも高音部をつける練習になっている感じ。並ぶと、下手端の水晶さんが一番背が高く、上手に行くほど少しずつ低くなり、上手端のはなが一番低い。おかしいのは、下村よう子さんなど挙動不審のほど動いて歌ったり、MCのときもうろうろするのだが、はなだけ東海林太郎状態でびくりともしないので、それが明暗というか静と動というか、対照的。

翁二さんより1,2歳下だという長身のいとうたかお。拾得で一度拝見させていただいたが、歌詞がなかなかにいい。こんかい、ブルースハープ(山田吉育)が全体に大活躍。
地下鉄の階段を駆け足でのぼり、信号を渡るところでおまえをみつけた。・・
のぞいたってだけさ とても深くて暗いんだ シンクロニシティ・・
おーい、あおぞら おーい、しろいくも あの世とこの世のあいだで、自由のまねごとを・・
からだ一つがたよりの人たちは・・・


今日は、5時前に起きると、すでにうさぎが起きていて、コワイヨーとハグしていうので、お父さんもいまだにコワイというと、笑って寝床から出て行く。そうして、5時20分には、もううさぎは旅立った。そして、夜、こんどはどらねこ。22時に近づいたのでまだ翁二さんは歌っていたが得三を出る。すると、どらねこが出てきて、「ゴメンネー」とか意味不明なことをいいハグする。グループのなかでよくやっているから、がんばれよーと、いい子いい子した。いろいろあったので、新幹線で、キリンラガー(一番絞りがなかった)500mlをあける。苦い。これは大人の味。ぼくは、もうやっぱり買っていた「大須ないろ」(手づくりのと、黒ゴマ入りのを買う)でよかったなあと思う。
Commented at 2007-06-25 09:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kogure613 at 2007-06-25 10:49
銀ちゃんさま
お知らせありがとうございます。鈴木翁二さんの「少年」などを娘はなが歌わせていただいたご縁があり、検索していただけたのかなあと思っております。小暮はなはオフノート組を離れてしまいましたが、鈴木翁二さんの曲を歌わせていただいたことが大きく糧になっているとオヤジとしては思っとります。
ご成功を京都からお祈りしております。小暮宣雄
by kogure613 | 2005-03-15 23:12 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(2)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob