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学外授業(京都国立近代美術館)のあと、木下恵介『肖像』など

6/16(日)
夜は、木下恵介『肖像』(1948年8月公開、73分、脚本:黒澤明)を楽しむ。
翌年の『破れ太鼓』の画家家族へと繋がっているな。
美術館(博物館)の人の集まりが半端ではない。
木下組の井川邦子にはじめて注目する(主人公だから当たり前だけれどw)。
小澤栄太郎は、前作の『女』つづき。ぐっと老け役。妾をもつ成金という設定は、『お嬢さん乾杯』の佐野周二へとつづく。

暑いが雨でなくてよかった。
去年から(版画の井田照一を鑑賞した)、アーツマネジメント論の受講生が多くて、50人ぐらいなら、ウイングフィールドでジャブサー『月光カノン』とか最適だったのだろうが、京都国立近代美術館で鑑賞するという学外授業にしている。

授業では、映画という視覚芸術は使うが、伝統芸能を含めて実演芸術ばかりなので、バランスはとれているが、美術にも工芸にも知識や興味があまりない学生も多いので、不安は隠せない。

今日は65名が午前中に鑑賞した(あと30人ぐらいが別の日時で鑑賞することになっている)。10時に入って40分ぐらいしたら出てきたので、もう少し鑑賞できないかというと、すこし戻ったりしていたので、どこまで鑑賞したかは分からないが、すぐに出てしまうということはよくないと思っているようではある。妻がずっと鑑賞していたが、熱心に観ている学生もいたし、集団でさっと通り抜けて、椅子で談笑したりしている学生もいたというが、それは、想定内であって、まず、自主的に美術館に行くことはない(きわめて有名なテレビなどで宣伝するものだったら別だろうが)から、芸術場へと足を向かわすことにはなっている。

ふと、青年団の『東京ノート』を使えないかと思ったりもする。舞台が美術館だから・・・でも、同時多発会話についていけるかどうか・・・フェルメールにケストナー・・・
感想を書いたメモを見て面白いのは、22歳にして初美術館というのとか、空気が重いとかいうのとか、絵は下手だけど・・という件とかw

帰り、刺激をうけてなんでも版画のモチーフになるわと騒ぐ妻がいて、琵琶湖疏水の草花を写メしていたら、青木前学長に声をかけられて驚く。

この前の中華料理店雄で今度は手打ち塩ラーメンを食す。
帰るとき、舌の横が腫れていることに気づく。ほっておくと口内炎になるから、午睡。
ふと、ベートーヴェンの交響曲第2番って、メロディーを聴いてもきっとわからないだろうと思って、チェリビダッケの四季で、iPhoneで解説を眺めながら聴く。確かに第2楽章のメロディーは抱負。第4楽章の冒頭が一番特徴的かも。
by kogure613 | 2013-06-16 23:54 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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