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『対話の庭』ボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて

6/20(木)
昨夜は、久しぶりに、山科駅そば、線路沿いにちょっといった赤ちょうちんが目印の沖縄居酒屋(よいどころ)に救急救命の先生方を連れて行った。
昔は、沖縄出身の学生も働いていたなあ。

近大は、小劇場演劇へと行こうと思ったが、桂枝雀を2本観たので、レクチャーのみになった。
『くしゃみ講釈』は教材的に(講談と落語との比較、講釈場というアーツプレイス)大事なのだが、やっぱり、伝わりにくいようだ。

昼飯はおにぎりなどを駅で食べたりして、15時きっかりに、近江八幡のNO-MAに到着。

まず、滋賀県社会福祉事業団のN部長や4月から担当になったKさんから、第十二回糸賀一雄記念賞音楽祭(11/10,卒業舞踏公演とダブルので調整が必要)と、文化庁の「地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ」表現活動ワークショップ推進事業の説明を聞く。秋ぐらいから、研究会をするということ。
福岡に移住したOさんとかも呼ぶ予定ということで、楽しみ。

『対話の庭 Dialogue of Garden まなざしがこだまする~』(4/27~8/11)(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA)を、後、ゆっくり楽しむ。
2階で打ち合わせをしていたからもあるが、まずは、鷲見麿(すみまろ)の女性高校生の絵の繰り返しが印象的。爽やかな絵なのに、それが反復することで居心地がいいような悪いようなそんな気持ちになってくる。

同じく、打ち合わせのとき、ビデオで粘土太鼓が聞こえていたが、新屋喜生(しんやよしお)の映像すがたが素晴らしい。作品も展示されていたが。目玉が上の方にいっちゃっているのをみて、この前、初めて口琴を演奏しようとしていた、4回生男子とそっくりなので、吹き出しそうになる。楽器を夢中に演奏しているときの表情って確かにこういうふうになる、とくに、即興的にトランスしつつ行うときは。

沢井実(さわいみのる)の展示は、裏表にぎっしり書かれているので、両面を観ることができるようになっている。だから裏は横長に観たほうがいいものもあるが、その一つ一つを観るとともに、コマごとに流れて観るフィルムのような楽しみ方もありそうだ。

鮮やかなグラフィックとその執拗さと軽妙さのバランスにも目を奪われる石原峯明。白い影の杉本たまえとのコントラストが1階の展示術の妙である。
庭には、1921年生まれ、岩手県の坂本三次郎の作品映像、蔵にはその動画。
アース・ワークとしてのアール・ブリュット。限界ランドアート、アウトアシダー・アース・ワーク。
石や枝、隣に越境しようとして、鉄線に額を傷つけてしまっているおじいさんの姿が彷彿として、なんとも微笑ましくも切実な表現であり、営為である。
Commented at 2013-07-14 09:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kogure613 at 2013-07-15 07:05
コメント感謝!
藤岡祐機さんの展示、8/24からですか。もちろんぜひ伺います。NO-MAは作る前から絡んでいたのでいつも行きたいんですが、最近出不精で・・・
by kogure613 | 2013-06-20 23:40 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(2)

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