琵琶楽!片山旭星=玉川教海、十禅寺&音楽サロンYOSIKAWA
2014年 08月 22日
2014/8/22(金)
京都六地蔵めぐり、夏の地蔵盆。第七回弦楽奉納奏会。今年は、院生の修論の関係もあって、十禅寺特別会場にて、琵琶の音鑑賞会を13時過ぎから15時過ぎまで、1000円の有料で実施。扇風機を使ったり工夫をしつつ、いい琵琶楽体験ライブとなった。
残念だったのは、小谷さんのオリジナルな「四ノ宮琵琶」のあと、中澤晶さんという人の薩摩琵琶は少しだけしか拝見できなかったことぐらい。
十禅寺では、まず、片山旭星さんの筑前琵琶をたっぷり。大津の蝉丸所縁の場所は知っているが、山科も所縁だとは初めて知ったという前説のあと「蝉丸」(蝉丸秘曲譲り)。源三位博雅が逢坂の関に通うお話。お茶などでもそうだが、秘伝とかそういう形での伝承(権威付け)が日本の芸能の伝統なんだろうな。
そのあと、肥後盲僧琵琶の曲で「四季」。四季のお花づくしで、「野田の藤」とかもあって、ちょっと実家を思い出す。ただし、筑前琵琶でお昼は演奏。最後は、「葵上」。お能のシーンなどを思い浮かべながら、聞き惚れる。
そのあと、荒尾勉さんの平家琵琶。なかなかの演出である。お話は長くて、どこで拍手したらいいか分からない。すこし日本文化の素晴らしさとかいう教育的教訓的なもの。三菱重工業に勤めていることとか、CDを販売しているとか。筑前琵琶は音楽を堪能するという世界なのだが、彼の平曲は平家物語のお勉強という感じ。中世の盲僧の琵琶演奏ってほんとはどんなものだったのかというのはすでに誰も分からないのかしらと思いつつ後ろで眺めている。
徳林庵六角堂内山科地蔵前の無料ライブとしても片山旭星さん演奏していて、蝉丸を聴く。こちらはPAあり。
夜は、音楽サロンYOSIKAWAにて、『琵琶の音鑑賞会~肥後座頭琵琶』奏者は、玉川教海さん。
とはいえ、お昼の片山旭星さんなんですが、肥後盲僧琵琶を演奏するときは、師匠の故山鹿良之(教演)氏との関係から、このような演奏者名になるということ。
でも、まずは、筑前琵琶で、平曲の冒頭の有名なところ(祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。・・)。そのあと、「葵上」。お昼に聴いているので、すこしリラックスしつつ聴く。いい演奏は何度聴いてもいいもので。
そのあと、お昼とは違い肥後盲僧琵琶で「四季」。肥後盲僧琵琶は4弦(筑前琵琶も江戸時代までは4弦で明治以降5弦になって表現の幅が広がったとのこと)。小振りで、ギターをかき鳴らす感じである。
「道成寺」は、僕もお寺で絵解きを聴いたことがあって、その内容とかなり近いという説明もあり、なんとも迫力がある。浄瑠璃語り(文楽)のように、音楽というよりもセリフのような部分もあって、自在な語り芸であることがよく分かる。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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中澤晶さんの薩摩琵琶公演お知らせがきっとまたあると思っています。そのときはよろしくお願いします。小暮宣雄
by kogure613
| 2014-08-22 22:49
| こぐれ日録
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