人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2014イベントデザイン論確認ミニテスト

今日のお仕事、来週提示します。

2014イベントデザイン論確認ミニテスト  2014.11

(1)授業で紹介した地域イベントや芸術イベントのうち一つを取り上げ、その概要を記述した後、イベント原論で紹介した5つの要件(①仕掛け性、②ライブ性、③演出性、④メッセージ性、⑤興奮性)について、それぞれ具体的に記述しなさい。

授業で紹介したイベント・・・ロックフェスティバル(フジロック)、高知市よさこい祭り、徳島市阿波おどり、博多祇園山笠、劇団態変公演、糸賀一雄記念賞音楽祭、劇団衛星公演など

(2)自分で参加した地域イベントや芸術イベントなどを一つ取り上げ、その概要を記述した後、イベント原論で紹介した5つの要件(①仕掛け性、②ライブ性、③演出性、④メッセージ性、⑤興奮性)について、それぞれ具体的に記述しなさい。参加したものがない場合は、(1)のものからもう一つとりあげても可。


 <イベントの5つの要件>
 小暮宣雄『アーツマネジメント学』(学陽書房、2013)より
要件1:仕掛け性。イベント主催者には、何らかの意図(目的)がある。つまり、人為性・である。ただし、仕掛けが見える(明白な)場合と、参加者・大衆・群集には見えない場合があり後者は危険性がある。消費・政治・入信などの誘導の可能性があるからである。また自然そのものはイベントではないが、特異な自然現象を活用したイベントも存在する。
要件2:ライブ性。何らかの「生」=ライブ性を持つものである。テレビ・映画などはライブではないので、一応、イベントといわないことになる。しかし、映像をわいわいみんなで見るなど、映像を伴うライブ、というものもありうる。時間と空間の同時共有、一緒にみんなといる「一体感」、直接性、身体性「びんびん、響く」などが特徴となる。
要件3:演出性。イベントは演出されるものであり、イベントを構成する人びとは、その挙動も振付される。イベントには台本・シナリオがあることが多い。即興の部分もあるが、安全性や時間制限、予算遵守などは管理されている。さらに、イベントには、他者操作性(“参加者は夢中で操られる”)や、強く言えば、支配性(“参加者自身の判断は放棄される”)が含まれるとも言える。参加者の心理は、イベントのし掛け人(プロデューサー)にとっては、操作する対象であり、操作を効果的になるために、さまざまな技術を用いる。たとえば、照明、音響、舞台装置、スモーク、振動などである。
要件4:メッセージ性。イベントプロデュースに必要なのは、分りやすいキャッチフレーズである。一見、明白な意味の言葉、多くの人が共感できるテーマが望ましい。反対懐疑が出るものは避ける(ex.同性愛、死刑反対など)。
具体的には、たとえば、和の優しさ、ピース=平和、環境保護、健康、スポーツ大好き、ラーメン天国。差別反対、格差是正、スロースタイル、愛、障碍者を地域に、まちぐるみでまちづくり・・・・ただし、そういうテーマを多角的・論理的に検討するのではなく、軽やかに(表面的に)扱うことが肝要である。
要件5:興奮性。参加者(仕掛けられる方の心理状態)においては、興奮の体感が目的となる(イベントの仕掛け者側、主催者側の目的は別)。参加者は、陶酔、忘我、匿名、恥ずかしいことを忘れていく。メッセージはライブの場に来れば、どうでもよくなることもしばしば見受けられ、そかも、仕掛ける方はそれでよいと思っている(忘我状態演出が成功すれば)。逆に参加者に冷静さが残ると、メッセージの矛盾、裏の目的を勘ぐられてしまう危険があるから。
 このように、イベントづくりは、集客や営業、知名度アップ、あるいは、政治行政宗教の宣伝普及(布教)活動など、さまざまな目的を達成する手段として、明確な要件をクリアして行われるものである。

by kogure613 | 2014-10-25 12:11 | 大学・校務 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30