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「もうひとつの明治維新~敗者・伊達家 北海道開拓への苦闘~」 『ヒトラー・チルドレン~ナチスの罪を背負って』

2015/1/29(木)
今日は、けっこう一つのピークの日である。
9時前に到着、新2回生の履修ガイダンスの様子を見る。これだけで学生に登校を促すのはもう無理かも知れない。何か、キャリアテストとか他のものとカップリングするか、やめるかだろうな。
でも、来年度のゼミ生に春休みの自主ゼミを告知する機会として使っていた自分としては続けて欲しいものではある。

10時から、30名の卒業研究の口頭試問。16時20分に無事終了。
16時半から、社会的認証を受けるためのヒアリングがあって、そのために今日はスーツ姿だったのである。

帰って、2つテレビ録画をチェック。ナチスの幹部の子供や孫の現在を追ったドキュメンタリーと「敗者・伊達家 北海道開拓への苦闘」。後者は、伊達邦成(くにしげ)という、知られていないリーダーのお話。北海道の伊達市という地名も実はあんまり知らなかった。

伊達市教育委員会のHP(http://www.city.date.hokkaido.jp/kyoiku/detail/00001367.html)にも「伊達市も例外ではなく、現在の宮城県南部に位置する亘理町からの集団移住によって開拓された」とあり、以下のような興味深い記述もあった。
<明治政府から移住費用や開拓に要する費用の支援は一切なく、伊達家は先祖伝来の宝物や装飾、装身具の類まで売り払って移住費用を捻出しなければなりませんでした。移住は明治3年から14年までの間に9回行われ、総勢約2,700人が移住しました。
<伊達邦成は、既にアイヌの人々の集落がある有珠地区周辺ではなく、あえて未開拓の原野から開拓を始めました。その際アイヌの人々に対して、常に礼節を重んじること、騙したり彼らの馬を無断で使用したりしないこと、そして住宅にみだりに立ち入ってはいけないという規則をつくり、家臣らも忠実にそれを守りました。そのため、争いは一切なく、アイヌの人々も、親切に天候や土地の状態、山菜などの食べ物を教えたほか、常に開拓を手助けしてくれたのでした。>

(参考)
『ヒトラー・チルドレン~ナチスの罪を背負って~(再)』
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/130815.html
ヒトラーとナチスによるユダヤ人集団虐殺、ホロコーストを指揮したナチス幹部たちの残虐な行為は、彼らの子孫に何を残したのだろうか。
ヒトラーの後継者に指名されていたゲーリングを大叔父に持つベッティーナ・ゲーリング。「彼の残虐性を受けついでいるかもしれない」血筋を断絶したいと、兄とともに避妊手術を受けた。ナチスの親衛隊長ヒムラーの弟の孫、カトリン。家ではヒムラーのことはタブーだったが、沈黙を破り、その過ちへの罪悪感を綴った本を出版した。今はユダヤ人と結婚している。アウシュヴィッツ収容所の所長だったヘスの孫、ライネル。父は収容所敷地内の邸宅で育った。今回初めてアウシュヴィッツを訪れたライネルは、邸宅から壁一枚隔てた場所にガス室があったことを知り、絶句する。イスラエルから訪れていた学生たちから辛辣な質問を浴びせられたライネル。ホロコーストを生き延びた老人から「君がやったわけじゃない」と声をかけられ、堪えていたものがあふれ出す。
ナチスの重要人物の息子や孫、子孫に当たる5人のドイツ人を取材。親族をホロコーストで亡くしたユダヤ人監督が、過去を背負いながら生きる彼らの姿を描く。イスラエルとドイツの共同制作。
原題:Hitler's Children
制作:Maya Productions / WDR (イスラエル/ドイツ 2011年)

『英雄たちの選択「もうひとつの明治維新~敗者・伊達家 北海道開拓への苦闘~」』 - NHK http://www4.nhk.or.jp/heroes/x/2015-01-29/10/24195/
<戊辰戦争に敗れた仙台藩。一門の伊達邦成たちが成功させた北海道開拓は、明治国家に何をもたらしたのか?敗者が実現させた「もう一つの明治維新」の姿を浮き彫りにする
明治元年、戊辰戦争で官軍に敗れた東北諸藩。中でも盟主・仙台藩の運命は苛酷だった。領地は62万石から28万石へ。一門の重臣、伊達邦成(くにしげ)は家臣団とともに手つかずの荒野・北海道の開拓を決断する。寒さや飢えと戦い、有珠郡(今の伊達市)を一大農業地へと変えた邦成たち。それは北海道開拓の手本とされ、民間人で初めて明治天皇の叙勲を受けた。敗者が実現させた「もう一つの明治維新」の姿を浮き彫りにする
【司会】磯田道史,渡邊佐和子,【出演】谷村志穂,北川正恭,加来耕三,三野行徳,【語り】松重豊>


by kogure613 | 2015-01-29 21:11 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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