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グザヴィエ・ドラン監督『Mommy/マミー』京都シネマ

2015/5/14(木)
近大の授業。芸術営の定義まで終える。先週がなかったので、京都橘大の方が少し進むようになってしまってすこしやりずらい。18時に京都府庁で委員会があるので、その間を有効に使うためにちょうど観られる映画を探す。

『百日紅』を見たかったが間に合わない。
調べると、京都シネマで、15:15からの映画『Mommy/マミー』という作品があったので、すこし評判を見て、大丈夫そうなので観た。監督は、グザヴィエ・ドランという若い人。とても評判なのだそうだ。
2014年、138分。フランス語。

いやあ、まず、画面に驚く。空想のシーンのときぐらいだろうか、横が長くなるのは、横と縦がいなじ長さの映画というのは初めてみたかも知れない。視野狭窄というか、映画が真っ暗になるときに、いつもの横長の画面が出るという逆転現象があって、こんなに映画の外枠が気になったものはなかったなと思う。

映画自身は、そんなに抽象的なものではなく、発達障害の10代後半の男子とその母親(父親は不幸な死に方をしているようだ)、そして、向かいに引っ越していた元高校教師で言語障害が出ている主人公の母親と同じか少し若い女性の3人が、丁寧に、しかもかなり見てはならないような辛いところまで抽出している。

テーマは、生きづらさの中の「希望」とはなにかということなのだろうが、興味深いのは歌の使い方。そして、カナダの中のフランス語だったりする。あなた、訛っているというような始まり。キラキラネームとかと同じかなと思わさせる母親のサイン、そのサインするペン・・・

http://luckynow.pics/mommy/『Mommy/マミー』
<グザヴィエ・ドラン。2009年のカンヌ国際映画祭で彗星のようにデビューして以来、発表する作品は常に世界中の注目を集めてきたカナダの新鋭だ。監督としてだけでなく、脚本、制作、主演、編集、衣装、ヘアメイク、音楽、マルチに映画に携わるこの超美形は一体何ものなのか。>

by kogure613 | 2015-05-14 21:19 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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