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青年団『南島俘虜記』DVD、ヴィム・ヴェンダース『東京画』、フリッツ・ラング『熱い夜の疼き』

2015/10/26(月)
帰って、DVD(平田オリザの現場14、89分)を観た。
青年団第46回公演『南島俘虜記』作・演出:平田オリザ。2013.9.30,こまばアゴラ劇場での撮影。客席などはまったく映らず。いつものセミパブリックの場。捕虜が病気(妊娠)などで検査を受ける待合室。でも、さぼりの休憩所でもある。
第3次世界対戦なのか、ただただ、日本がまた中国や米国などの連合国と無謀な戦争をしてやられまくっているのか。
女性も兵士になっている、男女均等。徴兵と志願兵とが混在。
太平洋戦争当時とくらべて、捕虜の扱いはよりよくなっている南島の孤島。でも、帰る日本本土はもう壊滅状態に近いみたい。
することがない、退屈なだけ。性交ももちろん妊娠も禁止。

出演
 松井周:吉井(将校)
 山内健司 :松江(軍曹)
 志賀廣太郎:遠山(二等兵)
 小林洋平 :佐々木(若い二等兵)
 小林智  :山岡(新しい捕虜)
 ひらたよーこ :加藤(女性の兵士)
 木崎友紀子 :穂積(女性の兵士)
 工藤倫子 :看護婦
 辻美奈子 :通訳
 能島瑞穂 :マリ

青年団としては、これほどセックスの話が多発するのは初めて観たように思う。それも、獣姦。鳥姦。退屈と未来がないせいではある。
阿呆鳥、ハンググライダー。
天皇家のアフリカ亡命とか、絶滅危惧種としての日本人。
望郷の歌。
歌を唱うのは、低音の魅力の志賀廣太郎であり、いまはいなくなったひらたよーこであって。

3つのゼミ。割合気分よく行う。
『東京物語』をまた20分ほど。紀子(のりこ)論。自己欺瞞?能面?
日活、松竹、東宝、大映・・・東宝が東京宝酒造というのは面白かった。
公務員志望の学生への面接についての相談があって、まだ続いているんだなあとしみじみ。
そのなかで卒論も書かねばならないわけで・・


昨日のこぐれ日乗は『岸辺の旅』だけにして、昨日などに観たものを以下に書く。
2回生演習用、ヴィム・ヴェンダース『東京画』。厚田雄春(あつたゆうはる)さんがカメラの撮影方法を説明していたり、貴重な映像。1983年の東京の様子。子供への目線が小津と同じなのが普遍性ということだろう。ドキュメント的に撮られたゴルフ練習所やテレビの映像などはなにか虚しい気持ちになる。

★ ヴィム・ヴェンダース『東京画』(Tokyo-Ga、1985年、88分)
<小津安二郎を敬愛するドイツの映画監督として知られるヴィム・ヴェンダースが、鎌倉の小津の墓を訪問し、小津の作品『東京物語』で主演の笠智衆や撮影の厚田雄春にインタビューする。一方で、『東京物語』の舞台となった東京の取材当時の日常風景が展開される。オープニングとエンディングに小津作品『東京物語』がフィーチャリングされる。
映されているのは1983年の東京である。『東京物語』で描かれた1953年の様相はなく、欧米化された都会の喧騒の中にも、日本独自の風景がそこにはあった。パチンコ・竹の子族・食品サンプル等が映されている。>


★ フリッツ・ラング『熱い夜の疼き』(CLASH BY NIGHT、1952年、105分)
モンローの10枚廉価物。フィルム・ノワール的。しかし、モノクロームの映像があまりにもキレイで漁師の地域の映像が貴重なドキュメンタリーにもなっている。それに比べて『東京物語』の映像の悪さ。いまディジタル補正したからよかったものの・・

出演:バーバラ・スタンウィック、ポール・ダグラス、ロバート・ライアン、マリリン・モンロー、キース・アンデス
http://www.asahi-net.or.jp/~kz3t-szk/lan_cbn.htm
<ニューヨークに出ていたメイ(バーバラ・スタンウィック)は、10年ぶりに故郷の漁村に戻り、漁師として働く弟ジョーと暮らし始める。彼女は都会で不倫に陥っていたが、相手が死に、その家族から嫌がらせを受けて、生活に疲れて戻ってきたのだ。すれっからしのようになり、煙草もぷかぷか吸う彼女にジョーは反発するが、その女友達ペギー(マリリン・モンロー)は強く惹かれて、友人になる。ジョーの同僚の漁師ジェリー(ポール・ダグラス)は引退した父親や盗みばかり働く叔父と同居する純朴な人間だが、メイに惹かれてデートする。都会のすさんだ生活に嫌気がさしたメイは、田舎者だが素朴なジェリーに安らぎを覚え、彼と結婚する。一方、メイはジェリーの友人で映画館で映写技師として働くアール(ロバート・ライアン)と知合う。・・・・>

http://d.hatena.ne.jp/entomolite/20060305
<満たされない欲望を抱く妻とお人よしの夫、そしてこちらも満たされていない粗暴な男との三角関係を扱っていて、お話自体はソープオペラかと思うほど陳腐なものだ。でもそこはフリッツ・ラング、ドキュメンタリー風に港町の労働の様子を撮った冒頭のシーンから、映像による語りに引き込まれる。話が展開するのがほとんどが夜で、黒と影を強調した画面、クリフォード・オデッツによるダイアローグはノワールに近い。バーバラ・スタンウィック、ポール・ダグラス、ロバート・ライアンのメイン三人から脇役にいたるまで、配役がいい。特にここでのマリリン・モンローの演技は、スタンウィックとの掛け合いといい、恋人とのじゃれあい/殴り合い/首絞め合いといい、素晴らしい。しかしキーとなるのがロバート・ライアンの笑えない中国人のモノマネとは、今だったら絶対にありえないだろうな。>


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by kogure613 | 2015-10-26 22:57 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


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