人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『共生の芸術展―幅と奥行き』『よこ☓マフ』展artspace co-jin 李相日『許されざる者』

2016/1/31(日)
年度末的な忙しさが少し続く。明日の口頭試問が終わると一段落か。
めくるめく紙芝居にワークショップの依頼があり、今年は釜ヶ崎芸術大学の発表会オペラには参加できなかった。

だが、京都府の健康福祉部障害者支援課による初めての展覧会であり、場所の確保としてのアートスペースの開所(1/26)なので、これから楽しみだなと思って帰る。

京都府立文化芸術会館1階展示室、『共生の芸術展―幅と奥行き』。出展者は、アトリエやっほぅ、尾形和記、片山工房、川越病院、スウィング、平野智之、藤橋貴之、松原日光と、滋賀県でいえばアール・ブリュットに属するアウトサイダー美術領域の人たちに、今回、特に多様性とか先端芸術を担う障害者団体ということもあって、劇団態変も展示に参加することになる。

まあ、そういうこともあって、めくるめく紙芝居も山科から出張してきたわけで、準備のため、みんなを展示室に引き連れると実に熱心に観ていた。特に漫画とか態変のビデオ映像に強い関心を持って群がっていたのが、面白かった。主催の府庁のある職員さんは、私どもにはさっぱりわかりませんといっていた態変の映像であるし、結構、避けて通ることも多かったコーナーらしくて、その好対照が鮮明に印象づけられる。

府庁が新しく開拓した場所は、artspace co-jinと名付けられたビルの1階で、開放的なガラスのギャラリーとなっている。https://www.facebook.com/artspacecojin/
丸太町駅から荒神橋を渡って河原町通に面しているので、分かりやすい場所。ここでも、アール・ブリュットの比較的分かりやすい具象の絵が展示されていて、そこで、久しぶりに出川普さんも来て、大きな丸いテーブルを設置していつものワークショップをした。作るというよりも演じるという寸劇風のもの。4グループ。最後はN島くんがいて、3歳の男の子が電車ごっこをしていたので、もう二人の即興を音でサポートというようなものになる。他は、合コンとか、ちびまる子ちゃんからササエさん、神様詣り。
『共生の芸術展―幅と奥行き』『よこ☓マフ』展artspace co-jin 李相日『許されざる者』_a0034066_06522262.jpg
『共生の芸術展―幅と奥行き』『よこ☓マフ』展artspace co-jin 李相日『許されざる者』_a0034066_06512021.jpg

『共生の芸術展―幅と奥行き』『よこ☓マフ』展artspace co-jin 李相日『許されざる者』_a0034066_06513801.jpg


帰って観た映画2つ。
デジタル修復した小津安二郎監督初カラー映画『彼岸花』(1958年、118分、松竹)。たぶん、2回ぐらいしか見ていないかも知れない。今日は、大映の山本富士子を特に楽しく観た。桑野みゆきや田中絹代。有馬稲子は地味やなあ。でも、泣くシーンは原節子との比較にもなって・・佐分利信の父親が、笠智衆よりも嫌味が増す。ここでは、笠智衆が長すぎるぐらいの詩吟というのが印象的。

そのあと、李相日『許されざる者』135分、2013年。蝦夷地、アイヌ。
<1992年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演による西部劇映画『許されざる者』のリメイクである日本の時代劇映画。アカデミー賞作品賞受賞作が日本映画としてリメイクされるのは、今回が初めてである。
今作では、オリジナルの設定と同時期の明治時代初期の蝦夷地を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛が再び賞金稼ぎとして戦いに身を投じるさまを描く>
制作会社 :日活・オフィス・シロウズ
製作会社 :ワーナー・ブラザース映画
配給 :ワーナー・ブラザース映画
渡辺謙、柄本明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、近藤芳正、國村隼、滝藤賢一、小澤征悦、三浦貴大、佐藤浩市

by kogure613 | 2016-01-31 22:23 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob