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山田洋次『霧の旗』

2016/3/31(木)
年度の境目。桜もずいぶん開花。
新入生たちがガイダンスやクラス分けテストでいっぱい。
帰り、明日の入学式用のネクタイを買いに行き、高瀬川の観光客たちに出会う。

帰って、すこしだけ録画していた松本清張原作のテレビドラマ「喪失の儀式」の後半を観る。権威ある医者たちの庶民蔑視。その復讐という形。松本清張小説の基本形なのだろうな、と原作を読んでいた映画、山田洋次『霧の旗』をそのあと楽しむ。倍賞千恵子さんの長い俳優歴を思うとともに、山田洋次(1931.9- )監督の唯一のサスペンス映画ということもチェックする。

山田洋次『霧の旗』(原作:松本清張、1965年、111分、モノクローム、松竹)DVD
音楽は林光さん(京都橘大学の学歌の作曲家)。音使いがメリハリ。特に最初の方の、主人公桐子が東京を歩くシーンに自動車音をなくし、靴音だけにしたところは、分かりやすい心理描写手法なのだろうが、とても印象的。
市原悦子さんもさすがに滑らか。

柳田桐子:倍賞千恵子(1941.6- )
大塚欽三:滝沢修(劇団民藝)
柳田正夫:露口茂
河野径子:新珠三千代
杉田健一:川津祐介
阿部幸一(原作では阿部啓一):近藤洋介
信子:市原悦子

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by kogure613 | 2016-03-31 22:34 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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