年度の境目。桜もずいぶん開花。
新入生たちがガイダンスやクラス分けテストでいっぱい。
帰り、明日の入学式用のネクタイを買いに行き、高瀬川の観光客たちに出会う。
帰って、すこしだけ録画していた松本清張原作のテレビドラマ「喪失の儀式」の後半を観る。権威ある医者たちの庶民蔑視。その復讐という形。松本清張小説の基本形なのだろうな、と原作を読んでいた映画、山田洋次『霧の旗』をそのあと楽しむ。倍賞千恵子さんの長い俳優歴を思うとともに、山田洋次(1931.9- )監督の唯一のサスペンス映画ということもチェックする。
山田洋次『霧の旗』(原作:松本清張、1965年、111分、モノクローム、松竹)DVD
音楽は林光さん(京都橘大学の学歌の作曲家)。音使いがメリハリ。特に最初の方の、主人公桐子が東京を歩くシーンに自動車音をなくし、靴音だけにしたところは、分かりやすい心理描写手法なのだろうが、とても印象的。