人気ブログランキング | 話題のタグを見る

劇団太陽族『執行の七人』シアトリカル應典院 ソン・ヘソン『パイラン』&野村芳太郎『観賞用男性』@シネ・ヌーヴォ

2016/6/16(木)
木曜日のソワレ公演には、金曜日の1限目授業のことがあって、しかも、近大の授業の後の時間の使い方が難しいので入れないようにしていたのだが、劇団太陽族の『執行の七人』は実時間での公演ということやものすごく身近なモチーフ(PTAの人達の子育てといまどきの小学校)のために、また観たくなって予約した。
金曜日は、旧・立誠小学校でイエティ公演、土曜日14時からはアトリエ劇研でドキドキぼーいず、そのあと、山科椥辻ミュージックサロンYOSHIKAWAで、琵琶公演の相談に卒業生と会い、19日日曜日は、10時からヤマセイでめくるめく紙芝居、そのあと、橋本敏子さんの拠点、座座でリュートとビオラのコンサートとなっている。

劇団太陽族『執行の七人』。すこし早くつきすぎてロビーで、初老の女性二人のかなりきつい会話のそばで本を読む。開場はきっちり19時。
一番前の背もたれ椅子のない席、下手端に座る。シアトリカル應典院では、お尻が一番自由に動くのでここがやっぱり楽だった。足も伸ばせるし。親たちだけのPTA。でも校長そして教育委員会が管理、監視していることは言うまでもない。そして、一番怖いのが前の執行委員。違うことをすることにはずいぶん勇気がいりそうだ。立場も考えも違う7名。差別発言だとも知らずに刷り込まれているキャリアウーマンの哀しさが一番こたえるな(高畑役:前田有香子)。

やはり、続編が観たくなる。特に夏のキャンプファイヤーでの寸劇はどうなったのか、あるいは、防犯ワークショップに出る劇団さんってどんな感じなのか・・

劇団太陽族『執行の七人』作・演出 岩崎正裕。シアトリカル應典院、19:33~21:03。
出演:森本研典 岸部孝子 篠原裕紀子 前田有香子 佐々木淳子 中西由宇佳 韓寿恵:伊佐山信一郎
助成:芸術文化振興基金、大阪市助成公演
舞台美術/今井弘 照明/徳田芳美 (有)アート・オー 音響効果/金子進一。(T&Crew)
舞台監督/河村都(CQ) 衣裳/植田昇明(kasane)
作曲・編曲/橋本剛 歌唱指導/塩崎有妃子 殺陣指導/映見集紀(B.E.A.T)
宣伝美術/下東英夫 制作協力/尾崎雅久 尾崎商店 協力/イズム シアトリカル應典院


近大から100円バスがあって、八戸ノ里へ。そこから阪神電車に乗り入れがあるので、九条駅に直結。シネ・ヌーヴォX。4名。いやあ泣ける。ソン・ヘソン『パイラン』。
13:50の上演に十分間に合った。普通に京阪から近大に通うにもこの手があるなあと、日本橋通過で思う。

ソン・ヘソン(脚本も)『パイラン』116分、2001年。DVD邦題は『ラブレター パイランより』。
なにせ、中国から来た身寄りの無いカン・パイラン(セシリア・チャン)のモノクローム映像。粗いビデオ映像。たどたどしい韓国語。中国語はセシリア・チャンが香港映画人なのでその通り演じているのだろう(1/4,英国人の血)。偽装結婚。赤いスカーフ、必至でハングルを覚え手紙を書くパイラン。イ・カンジュにせっかく会いに行ったのに、情けない逮捕の現場。彼は彼女のことを生前見ることもなく・・・

寒い田舎での洗濯仕事の健気さと病気・・・哀しい要素満載。でも、ヤクザ、チンピラの存在自体が意味ないと自覚しつつ生きる男たちの荒々しさ。激しさ、ひたすら無意味に。それが日本映画にはない特徴。だからこそ、しっとり来るところでの感情の起伏がすごくなるのだな。
イ・カンジェ:チェ・ミンシク
カン・パイラン:セシリア・チャン
ヨンシク :ソン・ビョンホ
ギョンス: コン・ヒョンジン
http://cinemakorea.org/korean_movie/director/songhaeseong.htm
<2001年には、浅田次郎の短編小説『ラブ・レター』を自ら脚色した『パイラン』を発表。実質的なデビュー作となるこの作品では、社会における弱者や、しがない三流人間に対する暖かい視線と深みのある洞察力を披露して絶賛され、第22回(2001)青龍賞監督賞、若手監督の集い「ディレクターズ・カット」が選定する2001年「今年の監督」賞、第39回(2002)大鐘賞監督賞を受賞した。また海外でも第15回(2001)英国リーズ国際映画祭で国際新人監督賞を、第4回(2002)ドーヴィル・アジア映画祭では最優秀監督賞を受賞するなど華々しい成果を挙げている。なお、ソン・ヘソンは原作の『ラブ・レター』を1999年頃に読み、映画化を決意。一年余りの時間をかけて自ら脚本を書いたが、小説の基本的な枠組みだけを借りて、残りはすべて韓国の実情にあわせて変更している。>

そのあとの隙間でチャーシュウ麺。塩が少し効きすぎ。1130円。まだ、映画の続きにいてしまう。激しい雨の交差点。

シネ・ヌーヴォに戻って、松竹120周年祭の一つを鑑賞。野村芳太郎『観賞用男性』1960年、89分。有馬稲子が踊ったり、ファッション画を書いたり、なかなかに活躍。とても風刺的喜劇になっている。国会のシーンもすごくデフォルメしていて面白い。しかし、男性社員にスカートの制服というのはもう突飛過ぎるけれど。逆に背広ネクタイを奴隷服としないのも逆転の発想。
同族支配。亡くなった創業者の話になると天皇陛下戦前状態になるのもオカシイ。
芦谷理麻:有馬稲子
芦谷松子:細川ちか子
芦谷桜子:楠田薫
芦谷梅二 :十朱久雄
原文二郎 :杉浦直樹
原雅太郎:仲谷昇
原理恵:日比野恵子
園村亜矢子:芳村真理
マダム:小林トシ子
三木鮎郎 :三木鮎郎
桑村麻朱麿:三井弘次
北尾稲太郎:石黒達也
岸田国務大臣:渋谷天外
予算委員長:左卜全
広報堂常務:上田吉二郎
部長 :木村天竜
庶務課長: 水島真哉
ファッション・モデル:松田和子
ファッション・モデル:入江美樹
ファッション・モデル:河原日出子
ファッション・モデル:木村洋子
ファッション・モデル:高島三枝子
みゆき:桑野みゆき
ボーイ:津川雅彦
ボーイ:山本豊三
ボーイ:三上真一郎
ボーイ:川津祐介


by kogure613 | 2016-06-16 22:13 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31