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森義信「歴史的資料としての縄文土偶―土偶の用途をめぐる学説の外観―」

2016/8/30(火)
帰って、録画していた落語などを楽しむ。
三遊亭兼好「桃太郎」
柳家喬太郎「純情日記横浜篇」
桂坊枝「恐妻」
笑福亭由瓶「うなぎ屋」

らららクラシックでは、武満徹さんのギター曲(編曲中心)のお話。しみじみ。
今日も13時からの会議があるので、大学へ。
秋学期から赴任される先生が研究室にいらっしゃっていたので挨拶。本がまだダンボール。
今年の台風は東日本にばかり行く。
夕方東北、北海道。

愛国主義と縄文という接点が結構あることが意外だった。長岡市長の森民夫さんが新潟県知事候補。彼が津川雅彦さんらと縄文文化発信サポーターズ。
どうしてだろう?
弥生時代と天皇ということとの関係があるのかしら?

そんなこともあって、縄文文化についてのコラムや論文などを読む。新石器時代なのに、農耕があまり見られないというような特色と縄文土器に土偶。土偶について、後期のものなどに文身黥面があるのでは?という説をよく読むがどうも土偶については諸説ありすぎて分からない状態なのだそうだ。検索すると大妻女子大学の方が、学説をまとめてはった。最後は故ネリー・ナウマン(フライブルグ大学教授で日本学研究の第一人者)説の紹介など。
森義信「歴史的資料としての縄文土偶―土偶の用途をめぐる学説の外観―」『社会情報学研究23 2014』大妻女子大学紀要―社会情報系―。
p69 <…日本の考古学者たちは縄文土偶を「女性をかたどった人形」とか「精霊の仮の姿」「女神像」などど説明をしてきたが、ナウマンはこれらを覆し、「月を象徴するもの」との新奇な説を提唱した。世界各地に残る「月は水を与えてくれる」との伝説をものに、土偶の目の周りに描かれている刻線を「涙」、カエルの手のような3本指は、月の見えない3日間と解釈、「明るい満月を象徴する象徴する丸い模様を、抱えるように左右から手が伸びているのは、月の満ち欠けを象徴している」とした。>
これは、大島直行『月と蛇と縄文人』につなげる部分・・


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by kogure613 | 2016-08-30 22:13 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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