逢坂剛『銀弾の森―禿鷹〈3〉』
2017年 10月 24日
2017/10/24(火)
読んだ小説。悪徳警官が主役というシリーズってキワモノみたいだが、なかなかにかっこよく、スッキリしてしまう。ヤクザと警官。闇カジノとクラブとパチスロ。みかじめ料。
逢坂剛『銀弾の森―禿鷹〈3〉』 (2006年、文春文庫、2003年単行本)
<渋谷の利権を巡り、渋六興業と敵対する組の幹部を南米マフィア・マスダが誘拐した。三つ巴の抗争勃発も辞さない危うい絵図を描いたのは、なんと神宮署生活安全特捜班・ハゲタカこと禿富鷹秋。狙いは一体何なのか―己の欲望のままに拳をふるい、敵味方なく外道の道をゆく稀代の悪徳警官シリーズ第三弾。>
日本社会のほころび、下り坂、衰退について、ぼんやりと思う今日このごろ。
まずは、土木的なインフラの修繕。集中と選択しかないのだろうな。
社会の格差、そして、分断。安倍晋三さんとその熱狂者の映像(衆議院選挙運動最後の秋葉原)を見たりするのも心悲しい。