東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』

2018/1/24(水)

読んだ文庫本。

なかなかに面白かった。私が1回生ゼミを担当するなら教科書にしたかも知れない。

テーマがネット(=強い繋がり)と観光(=弱い繋がり)だから。

東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』(2016年、幻冬舎文庫)

記憶を言葉で残す証言というのは書き換え可能で信用できない。歴史を残すには、「モノ」を残すことでしかない。うちの歴史遺産(元文化財)学科にぴったりの考え方だ。

<かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――SNS時代の挑発的人生論。>
82<情報はいくらでも複製できるけど、時間は複製できない。欲望も複製できない。情報が無限にストック可能で、世界中どこからでもアクセスできるようになったいま、複製不可能なものは旅しかないのです>
104-5<ひとは国民であるまえに個人であり、国民と国民は言葉を介してすれ違うことしかできなけど、個人と個人は「憐れみ」で弱く繋がることができる>

マーク・グラノヴェターの引用

平野啓一郎「分人」p135・・・強い繋がりの「村」へのこだわりを軽くするという思いは一緒だが、この分人化というアイデアには同意できない、と。

ブレイクダンスのドキュメント。ザ・フローリアーズ。2017年では三連覇したそうだ。京都のボディカーニバルも興味深い。

上方落語、桂雀三郎『こぶ弁慶』。すこし大げさすぎるかな。

a0034066_07334611.jpg

a0034066_07334983.jpg


トラックバックURL : https://kogure.exblog.jp/tb/238238086
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2018-01-24 22:15 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
カレンダー