青年団第76回公演『さよならだけが人生か』アイホール

2018/1/27(土)

9時から大学院の関係の仕事。

雪が降ったりして心配だったが、無事アイホールへ。

1340開場。いつもの青年団の舞台なので、すでに二人の登場人物が寝そべっている。客電がついたままなのでまだ始まっていないことは分かるが、すでにそこには弘司作業現場で、雨が降っていて作業が止まっている状態が見えている。おっさん(宮内政人、山内健司さんが演じている。前は志賀廣太郎さんだったはず)も登場したりしている。

14時すぎから客電が落ちてすーっと本番になる。文化財の発掘現場でもあって院生などもここを使わせてもらうことに。ミイラ男の噂。派手な外車が壊される。すべて外の話で外聞でしかない。

院生に学部生。これは同じ1992年に初演された『北限の猿』と同じような登場人物。ただ、飯場などの人たちとの交流が異文化的で面白い。ウルサイ男、鈴木を初演は山内健司さんが演じていたと知って(これを観ようかと思って見ず『北限の猿』が青年団の初見だったことが未だに悔やまれる)年月の経過にしみじみ。

山形に明後日移るという飯場の男、飯塚の送別がこの劇タイトルに関係する。ビールなどが持ってこられて、『とび職暮らし』が結構長く歌われる。なかなかに興味深い仕事歌。宴会モード。井伏鱒二の訳詞が当日パンフに載っている。カタカナだったのね。「ノキバノ月をミルニツケ/ザイショノコトガ気ニカカル」。海外に留学する院生、彼氏になかなか言い出せない。そういう若者に中年の飯場やその親会社の人たちは羨ましいような気持ち。

あと、飯場の宮内政人の娘さんの婚約者がやってくる。これももうすぐ別れが起きることになるのだろう。文化庁の職員がこういう発掘現場に果たして来るのかどうか。もちろん文化財の専門職スタッフだとしても。教授に会うというところで何があるのか。予算関係ではないだろうし。

終了は、15:54。真っ暗になる。なんか少し珍しい。そして、まさかのカーテンコール。集団で高校生たち。結構面白く見ていたように思えた。


青年団第76回公演『さよならだけが人生か』作・演出:平田オリザ

初演1992年第23

再演2000年第40

<東京都内某所の雨が続く工事現場に、折り悪く遺跡が発見される。

遅々として進まない工事。

工事現場の人々、発掘の学生達、ゼネコン社員や文化庁の職員など、

様々な人間達がだらだらと集まる飯場に、ユーモラスな会話が、いつ果てるともなく繰り広げられる。

青年団史上、もっともくだらない人情喜劇。>

[出演]

山内健司(宮内政人、飯場のおっさん) 小林 智(篠塚、山形に移る飯場の男) 太田宏(男の社員) 石橋亜希子 荻野友里(宮内ミカ、おっさんの娘) 小林亮子 立蔵葉子(文化庁の女) 森内美由紀 石松太一 伊藤 毅(ミカの婚約者) 井上みなみ 小瀧万梨子 佐藤滋(鈴木) 前原瑞樹 串尾一輝 藤松祥子(留学する女の院生) 大村わたる(バイトの警備員) 寺田 凜(歯が痛い学部生)

挿入歌『とび職暮らし』作詞作曲:すずききよし

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by kogure613 | 2018-01-27 22:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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