中橋孝博『倭人への道: 人骨の謎を追って』 TBS『アンナチュラル』脚本:野木亜紀子

2018/2/2(金)

9時から18時まで、お仕事。すこしだけ、図書館で新聞などを読む。3回ゼミ生が一人いて彼が私を観て驚いていた。


テレビドラマでは、『アンナチュラル』が評判だと聞き、観てみる。1(01/12)12.7%、第2(01/19)13.1% 、第3(01/26)10.6%

4話。初めて観ても一話完結なのですっきりする(これが特に『きみが心に棲みついた』との違いの一つかもな)。推理モノ、法医学、あと訴訟。ドラマの中では好きなタイプね。今回は労働基準法違反も入っている。

脚本家・野木亜紀子さんを卒論に取り上げたゼミ生がいるので、卒業式のときでも、このドラマの感想を聞いてみよう。珍しくオリジナルなんだな。そうそう2016年『シン・ゴジラ』で石原さとみさん(ホリプロ)や市川実日子さん(この人の理系公務員役はなかなかだった)が出ていたな。

http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/intro/ より

TBSでは、来年1月期の金曜ドラマ枠で石原さとみ主演の『アンナチュラル』を放送することが決定した。石原がTBS連続ドラマの主演を務めるのは本作が初!昨年大ブームを巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家・野木亜紀子とタッグを組み、オリジナル脚本でTBS連ドラ初主演作に挑む。
制作は、湊かなえ作品『リバース』『Nのために』『夜行観覧車』(いずれもTBS)のドラマ化を手がけた新井順子プロデューサー、同じく湊作品のドラマで演出を担当した塚原あゆ子など、今ノリに乗っている女性スタッフたちを中心に一話完結の法医学ミステリーをお届けする。
これまで様々な役を演じ、幅広い層から支持を得ている女優・石原さとみが今回演じるのは、日本に170名ほどしか登録がない法医解剖医の三澄ミコト。ドラマの舞台となるのは、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」。そこに運び込まれるのは、不自然な死”(アンナチュラル・デス)」の怪しい死体ばかり。ミコトはクセの強いメンバーたちと共に、連日UDIラボに運び込まれる死体に向かいメスを握る。
そのUDIラボで共に働く面々には豪華な顔ぶれが集結。UDIラボの法医解剖医・中堂系役に、俳優のみならずアートの分野でも活躍するなど柔と剛を併せ持つ井浦新。記録員・久部六郎役に、話題作に数多く出演し幅広い役柄をこなす窪田正孝。臨床検査技師・東海林夕子役に、独特の存在感で映画やテレビで活躍し、柔軟な芝居が魅力の市川実日子。そしてUDIラボの所長・神倉保夫役には、日本を代表するバイプレイヤーのひとりである松重 豊が決定。この5人が様々な死因を究明し、未来の誰かを救命する物語だ。>

自然人類学も面白いなとこの中橋孝博さんの本『倭人への道: 人骨の謎を追って (歴史文化ライブラリー) 』を読みながら思う。これも古代の推理だが、学術の世界はなかなか結論には達せない。あまりにすごい発掘があったりすると、逆に疑われたりするし。

なので、通説がなかなか成立しないところは古代史と同じ。古代人の骨や歯の検証とDNA分析。両輪で進むのだろうが。

新人アフリカ起源説(アフリカ単一起源説)が多地域進化説(アフリカから新人より前の旧人?が出て、アフリカから出た新人とも混血などしながら複数の進化をたどる説)にミトコンドリアで置き換わったという話をよく読んでいたのに、それが、また揺らぐかも知れないというところが特に興味深い。

あと、それにも関係して、180万年前ぐらいの人類がジョージア国のドマニシで発掘されたというのも、栃ノ心からジョージア(旧名グルジア)が気になっていたので、メモ(黒海に面していて、対岸はモルドバだったりする)。

wikiより

1991年から2005年にかけて、ドマニシでは初期人類の化石が出土した。これらの人骨は「ホモ=エレクトゥス=ゲオルギクス(Homo erectus georgicus)もしくは「ドマニシ原人(Dmanisiman)と呼ばれている。おおよそ180万年前に生息していたとみられ、現在ではホモ・エレクトスの亜種であるとする意見がある。>

中橋孝博『倭人への道: 人骨の謎を追って (歴史文化ライブラリー) 』(2015年、吉川弘文館)

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R8PO0OVXJL4WD/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4642058028 より

<本書では明確な形ではないが、稲作(南方ジャポニカ米)伝来や春秋戦国期の中国人の頭骨と弥生人の類似性(221頁以下)を観ながら、江南地方から山東半島経由の渡来人と縄文人との混合(混血)を示唆するものと理解できよう。>
<著者は日本における旧石器時代人の起源・来歴検証に相当ページを割いている。そこではアメリカ先住民(「ケネウィックマン」)の頭骨等の形質的特徴が「アイヌ人」や「縄文人」のそれと相似すること、また新人のアフリカ起源説(アジアへの拡散と置換)に疑問を呈するなど興味深い考察を展開する(4174頁など)。中でもネアンデルタール人の(核)DNA分析から、ミトコンドリア分析では否定されてきた現代人への承継を挙げて、ミトコンドリア分析に再考を促しているのは注目される(77頁)。また「上黒岩」遺跡や「居徳」遺跡で発掘された「受傷痕」の残る人骨について詳細なレポート・分析を展開しつつ、縄文人の社会性と共に「受傷痕」の解析、海外例などから戦闘行為説を否定しつつ、いわゆる「食人」説の蓋然性を指摘している(117153頁)のが興味深く説得力のある論考と考える。>

日本での人類、中国大陸から倭人と名付けられた弥生人。その前の縄文人に、もっと前の旧石器人?。なかなかに分からないものだなあ。2万年ぐらいのスパンなのだが・・・

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by kogure613 | 2018-02-02 23:02 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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