『GIRLS 毎日を絵にした少女たち』ボーダレス・アートミュージアムNO-MA   大森美香『ネコナデ』 橋本一『臨場』

2018/4/29(日)

近江八幡へ。

久しぶり。観光客は多いがなかなかNO-MAのあたりまでは足が行かない感じがして、すこしもったいない。でも、始まったばかりなので、きっとこのほのぼのした人生を全面的に肯定する展覧会は人気がでるはず。

それでも、すみおばあちゃんの絵日記では、戦争が生きることを否定するものであることをきっぱりと批判している。どうして、3名の女性が晩年になってこのようなすばらしい作品を作り出したのか?と思うと、その触媒として身近にそのツールがあり、子供や孫がおばあちゃんが描くことを楽しみ応援したことがあるんじゃないかなと思う。伝えようとする気持ち、或いは、厳しすぎた子供への贖罪ということもあったそうだ。なんか、すごい。

セルフトート。何も美術教育ということとは無縁でも自由自在に表現できることの幸せ。

すみおばあちゃんの日記の朗読とお孫さんによるギター伴奏。10数分間、聞き入る。絵とともに(実物も展示あり)。

自分のことをすみばあちゃんと呼び、彼女の育てのお父さんをまたおじいちゃんと読んだりしているので、結構系図を頭に入れていないとわからないが、話しかける人にとってのおばあちゃんだったりするのだろうなとか思ってそれもまた面白い。


GIRLS 毎日を絵にした少女たち』ボーダレス・アートミュージアムNO-MA。

http://www.no-ma.jp/?p=16606

<大正生まれのシスコ、澄子、ゑい。時を超えて描いた少女のときめき――

本展に出展する3人は、大正初期に生まれ、激動の時代を生きています。彼女たちは、不思議なことに皆、歳を重ねてから過去を追憶し、堰を切ったように大量の絵を描いています。川で遊んだ日、親戚がたくさん集まった日、妖精を見つけた日、戦時中のある日。それから妻となり、母となり、やがておばあさんとなって過ごした日々。在りし日の瞬間瞬間に宿るときめきを絵にしたためていきました。今そこにある暮らしや、過去からの出来事の一つ一つを肯定していく姿は、彼女たちによって描かれた絵のごとく美しく、歳を重ねてなお少女のようにきらきらと輝いているように見えます。3人の少女の眼を通して見つめられた大事な瞬間を伝える絵は、私たちに毎日がかけがえのないものであることを伝えてくれるでしょう。>

塔本シスコ(熊本県/1913-20051

50歳の頃、画家である息子が描いた100号の絵画の表面の絵の具を包丁で削り落とし、上から自己流の絵を描き始めました。「私だって絵を描きたい」という思いが溢れ出したのでしょう。彼女にとって、描くべき素材は山ほどあり、家族のこと、幼少期の思い出、身の回りに溢れる愛すべき存在たちを、余すことなく描きました。>

仲澄子(滋賀県/1916-20152

<その動機にあったのは、遠い昔のことを、子どもや孫、ひ孫に伝えておきたいという気持ちでした。だんだんと記憶は鮮明さを増し、一日中描き続けていたこともあるといいます。残した絵には、彼女自身が少女であったころに思ったことや、目にしたものなど、大切な瞬間の数々が刻まれています。>

土方ゑい(土方の「土」は、正しくは右上部に点が付く異体字)(愛知県/1914-2016)倉

80歳から絵を描き始めたゑいさん。その後100歳を超えるまで、動物や家族との思い出、旅行先の風景など、親しみを感じているテーマを、正確な構図や遠近法などにはとらわれず、思うがままに紙の上に表現していきました。また、イラストレーターである孫との一連のコラボレーション作品も制作しており、彼女の絵を語るうえでとても大事な要素となっています。>

帰って録画が溜まっているので、映画を2つ楽しむ。『ネコナデ』は、大杉漣さんの逝去にともらう緊急放送。つじあやのさんの歌がぴったり。最近、警察小説を読んでいる(佐々木譲や逢坂剛)ので、横山秀夫さんのも気になる『臨場』。

大森美香『ネコナデ』85分、 2008年、AMGエンタテインメント

出演者 大杉漣 青山倫子 黒川芽以 入山法子 原日出子

音楽 遠藤浩二

主題歌 つじあやの「頼りない天使」

一流企業の人事部長としてリストラを担当する鬼塚(大杉漣)は、ある晩公園で段ボールに入った子猫を見つける。一度は無視して通り過ぎたものの、結局は子猫をこっそり自宅に連れ帰ってしまう。これまでの厳格な態度のせいで妻(原日出子)や娘(矢木初季)にそのことを言い出せない鬼塚は、会社が研修用に借りている施設の一室で子猫を飼い始める。

橋本一『臨場』129分、2012

<横山秀夫による同名警察小説が原作で、検視官・倉石義男の活躍を描いた内野聖陽主演のTVドラマ「臨場」(2009)、「臨場 続章」(10)に続く劇場版。都内で無差別通り魔事件が起こり、遺族の訴えに反して、犯人は心神喪失を認められ無罪になる。2年後、犯人を担当した弁護士と精神鑑定を行った医師が相次いで殺害され、捜査本部は通り魔事件の遺族による犯行とにらむ。しかし、検視官・倉石は被害者の死亡推定時刻に疑問を抱き、犯人は別にいると推測するが……。主演の内野をはじめ、松下由樹、渡辺大、平山浩行、高嶋政伸らドラマ版のレギュラー陣も続投。監督は「探偵はBARにいる」の橋本一。>

内野聖陽:倉石義男

松下由樹:小坂留美

渡辺大:一ノ瀬和之

平山浩行:永嶋武文

益岡徹:五代恵一

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by kogure613 | 2018-04-29 22:24 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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